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No. 00017
DATE: 1998/06/23 20:24:38
NAME: ウィル
SUBJECT: とある日の朝
・・ちゅんちゅん・・
小鳥のさえずりが聞こえ、きままに亭にも朝日が差し込んで来る。
ウィル「・・・ふぅ・・・朝か・・・。」
今日もいつものように目が醒める。周りを見渡すと散らかったままの食器や積み上げられたグラス、カウンターに置かれた数枚の銀貨などが目に付く。
ウィル「さぁ、片付けるか。」
テーブルに残された昨日の余りの鳥の唐揚げをほおばりつつ、銀貨を数え金庫にしまい、食器やグラスをを厨房に運ぶ。それから大きな桶を持って外にある井戸へ水を汲みに行く。
井戸の周りでは今日も顔見知りの子供達が走り回っている。ウィルが「よぉ。」と軽く挨拶をすると、いつものように子供達が駆けて来るのだが・・・。
子供達「あーっ☆ウィルおにぃちゃ・・・ん・・・?」
「・・うぅ・・・うわぁぁーーんっ!!」
「おにいちゃんのかお、こわいぃーーっ!」
などと叫んで泣き出し、逃げ出してしまった。(顔が怖いなどと言われるのは慣れているが、あいつらとはいつも顔を合わせているし、よく遊んでやっているはずなのだが・・・。)と考えつつも水を汲んで厨房に戻り片付けを再開する。そして片付けが終わりに近づいた頃…。
デュース「やぁ、ウィルか?こんな時間に片付けご苦労さまだね(微笑)」
・・・ん?この声はデュースか。と、思い振り返る。
ウィル 「・・・こんな時間に何の用だ?」
デュース「いや、ちょっと近くに寄ったから・・ぶーっ!お・お・お前・・・。あははははっ。」
ウィル 「・・・おぃ・・・?」
デュースは突然吹き出して笑い出してしまった。
デュース「あははははっ。」
ウィル 「・・・おぃ、一体・・・。」
デュース「はふぅ。何があったか知らないけど、美しくないからやめた方が良いよ(微笑)」
ウィル 「だから、何をだ?」
デュース「ふふ。その顔だよ。ほら。これを。」
と、言うとデュース愛用の大きな手鏡を差し出した。ウィルが手鏡を覗き込むと・・・。
ウィル 「・・・うわぁっ!」
デュース「ふふっ。」
そこにはアイシャドウ、頬紅、口紅、etcの化粧ををほどこされた不気味なウィルの顔が・・・(爆)
ウィル 「・・・だっ・・誰だっ!これは・・・。」
デュース「ふふ、さっさと落とした方が良いよ。じゃ、僕はこれで。ふふふ。」
落ち着いて考えろ・・。そう言えば昨日俺が起きてる時にシェリルとリヴァースが居たな。・・!?そう言えば、以前にリヴァースが「今度寝てたらいたずらするからな」と言ってたな。・・さては・・あいつの仕業か・・。くそ!
とにかくまずこれを落とさないと・・。ばしゃばしゃ。ばしゃばしゃ。・・くそ。なかなか落ちん。こうなったら食器用のたわしで・・。ごしごし。ごしごし。・・。なんとか・・。ちくしょう。次会ったとき覚えてろよ!リヴァース!
ウィルは、少しまだらな所々赤くはれた顔で、いつになく力強い足取りでギルドへ向かった・・・。
参考文献
きままに亭 6/23早朝 ログより(爆)
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[リヴァース]ああ、そうだ。シェリル。化粧品を、もっていないか?
[シェリル ]持ってるけど?<化粧品>リヴァース
[リヴァース]もし今、いらないのがあったら…ちょっと、つかわせてほしい。
[シェリル ](荷物から化粧品入れを取り出す)はい。あたし今は使わないけど…?>リヴァース
[リヴァース]感謝。あした、買って返すよ。<化粧品
[シェリル ]いいよ。別に(にっこり)>リヴァース
[リヴァース](眠り込んでいるウィルに、いたずら(爆)アイシャドウ、頬紅、口紅、etc…をほどこす)
[シェリル ](うけてる)<らくがお
[リヴァース]…なんだ、思ったより…不気味だ(笑)<化粧後のウィル(悪党面だからなあ)
[シェリル ]確かに(笑)<不気味
[リヴァース]…これで、明日こいつがギルドへ行くと、なにか起こったかと、噂の的になるか、単なる笑い者か…。さて。
[シェリル ]朝、顔洗って気が付く…って所なんじゃない?<ウィル
[リヴァース]それはそれで、楽しいな(笑)<朝顔あらって気がつく
[シェリル ]まぁ、起きるまでに何人にこの顔を見られるかって所が(笑)<ウィル
[リヴァース]さて、久しぶりに笑わせてもらったことだし。そろそろ帰るとするかな。
[シェリル ]そうだね。あぁ、今度来るの楽しみ(笑)
…申し訳ない…(笑)
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