No. 00044
DATE: 1999/01/09 07:10:40
NAME: シーナ
SUBJECT: 冒険日記(3)
新王国暦510年12月30日
(内心:
...シオンに見られてたのね。
え? 買収?? 私がそんな事するわけないじゃない☆
買われることはあっても、買ったりなんてしないわっ☆
...それにしても、ケイドったら見かけによらずやるわね。
彼ならカモれると思ったんだけどな...☆
う〜っ思い出したら悔しい〜っ!!
...次は負けないわっ!! 覚えてなさい☆)
今日は、ギルドへの挨拶と情報集めをした。
げっそりしたウィントと一緒に盗賊ギルドへ行くと、
受付にいた女性がウィントを食事に誘っていた。
一緒に食事をするだけで、耳よりな情報をただで教えてくれると
その女性は言っていた...しかも、食事もおごり...
こんなおいしい話もあるのね☆
なのにっ! どうしてっ?
どうして断っちゃったの? ウィント!!
私が代わりに...と名乗り出たけど、ダメだと言われた。
...私がエルフだから? 差別だわ!!
ギルドを後にして、宿に着くと、
アーディとガーディンの大きな声が外まで聞こえて来た。
まぁ、二人の喧嘩はいつもの事で慣れっこだから、
またやってる...といった感じで中に入った。
案の定、アーディとガーディンがテーブルをこぶしで叩きながら
口論している。
どうやら、情報集めの最中、街人に怪しいヤツと思われたらしい。
その責任のなすりつけあいのようだ。
側でシオンがニコニコしてお茶なんかすすってる...
(内心:
いつも思うけど、シオンってすごいわ...
彼のあわてた顔を見てみたいわね。
...そうだわ! アーディ達と手を組んで、
シオン...とついでにケイドも陥れてやろう☆
アーディなら、「シオンのあわてた顔見てみたくない?」
ってもちかければ、きっと乗ってくるわ。
ふふふ、二人のあわてふためいた顔、楽しみだわ☆)
ウィントが止めに入ったんだけど、声が一つ増えて
余計にうるさくなっただけだったわ...
しまいには、店の主人に怒られてしまったじゃないの...
...はぁ☆ こんな感じで本当にお宝なんて見つけられるのかしら?