 |
No. 00051
DATE: 1999/01/17 07:37:52
NAME: ラザラス
SUBJECT: レスダル、レイシャルム、トゥナティウの行動
レスダルの行動1/17
魔術師ギルドの彼女(レスダル)の元へラザラス手紙が届けられる。
内容は、パティオ孤児院の金の流れを調べてくれという依頼であった。
多忙を極める彼女の仕事ではあったが、自分の息子が絡んであることもあり、尋常ではない処理で仕事を片付けさせ時間を作る。
パティオはシルクという一人の老婆の出資で作られた孤児院である。
つまりはその一人しか出資がないはずである。その老婆にどう金が動いているかを調べるのが彼女の役割であった。
シルク老婆は財産はあったものの、それは減少の一途を辿っていた。つまり、事業をしているわけでも店や土地を持っているわけではないこということがまず判った。
しかし、不思議なことにシルク老婆の支出と孤児院での支出が一致しないのだ。孤児院からの支出の方が圧倒的に多い。しかも改竄(かいざん)してありそれを隠そうとしていた。レスダル女史の頭脳がなければ見つけられたかどうかというようなものであった。
孤児院で何か生産しているわけでもなく、収入はどこから?
レスダルはその収入源を探すべく次の行動に移した。
<つづく>
レイシャルム、トゥナティウの行動1/17
彼は、一人で行動していたレスダルのように定職があるわけではない。
皆と共にきままに亭で指示を待ち行動した方が効率的であるはずだった。
しかし、どうしてもあの孤児院がファラリスの息がかかっているとは思いたくなかった。
その思いが、彼を単独で動かせた。
彼はファラリスの影がないかと人の噂話を集めたり、朝から調べに調べ回った。
結果、子供たちの悪さを耳にするが、それは証拠なき中傷でありることが判る。
また、金の流れについても調べたが特に不自然なところはなくファラリスの影すら見かけることはなかった。
ボランティアで手伝う人たちもとても明るく気さくな方で、言われなき中傷にもめげずに働いていた。
その姿は胸をうつものがあり、彼の中ではラザラスに対する反感が膨れ上がった。
そんな昼下がりに署名活動をしていたトゥナティウと出会う。
トゥナティウは孤児院の近所に住む貴族支持派の住民に出会い、猛烈な言葉の攻撃を受けることになる。
いままで自分のしていたことはもしかして良いことではなかったのか?
そう感じはじめ、この件はもっと複雑ではないのかと思うようになったとき、レイシャルムと出会った。
彼からことのあらましの説明を受け、ファラリスの言葉を聞いて驚き、地域住民が署名を集めている自分を責めた合点がついた。しかし、言葉を続けるレイシャルムは意外なことにファラリスの影はないと断言したのだ。
「ならばどこか窃盗団が居て、孤児院の子供たちに罪をなすりつけているのか?」
トゥナティウは言葉荒げに叫んだ。
子供の盾にして盗みを働くとは最低だ。彼は感情のぶつけ先をその盗賊団へと向けた。
二人は団結し、盗賊団の手がかりを探しはじめた。
そもそも、事の発端は窃盗などからくる治安の悪化である。警備の網をかいくぐって続く窃盗や傷害事件(逃走時などに怪我を負わしたりしている)が発生していることは事実である。
その矛先が子供たちに向けられたのは、普段口にできないような高級な食べ物を持っていたり、大きな袋を担いでいるのを見かけたという所から話が大きくなったにすぎない。
つまり確たる証拠など何もないのだ。ラザラスが持ってきた貴族の話そのものもがお門違いであり、孤児院が壊され、社交場で儲けた金で賠償するなんてことはしなくてもいいかもしれないのだ。
二人の顔は活気に満ちていた。俺たちで孤児院が無実だと証明できると!
<つづく>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三キャラの17日の行動です。
トゥナティウ、レイシャルムは伝言した通りの結果です。
今晩のチャットではそう振る舞ってください。そこから何を想像するかは自由です。
しかし、現在私の管理下の元で話を展開しておりますので想像までに留めておいてください。
また他のキャラと情報を交換してください(限られているが)。
はやいとこリードの行動もアップします。
何を話したか考えたかを宿帳へ記入しておいてください。
つまりは明日18の日の行動です。
それを読んで先の話を決めますので。ちなみに、ファラリスでない黒幕の可能性もありますからね。
結果が一つになるとは思わないように。
BY ラザラスPL
 |