No. 00061
DATE: 1999/01/20 23:32:01
NAME: ラザラス
SUBJECT: エルフの行動
エルフの行動1/20
シルク婆さんから。
「もうどうしていいかわからない。このままの存続方がいいのか、潰れてしまった方がいいのか……」
その後、「あなたにしゃべっては迷惑をかけるわ」とさらなる情報は得られません。
子供たちの素行については「みんないい子です」と苦く答えるだけです。
子供たちと接触して。
金貨をちらつかせると、不意をつかれて何も聞けないまま奪われてしまう。
しかし、その不意のつき方が独特であり、その道の者でしか判らないことに気がつく。子供たちはシーフの訓練を受けている(確信)。
また、カノン(孤児の中でアドルに対抗するグループのリーダー)が裏通りで接触してくる。
「孤児院を解体してくれ、俺たちなら生きていけるから、あの場所を壊してくれ」
と頼まれます。
「高価な食べ物は俺たちが盗んだものだ。孤児院の評判を落とすために……」
「あそこにはもう居たくない。アドルは恐ろしい奴だ……」
その続きを言いかけて、何かに気がつきカノンは走って逃げていきます。
姿が見えなくなったところで、反対側に不審な人物が現れる。
どうやらカノンは監視されているようだ。
……ファラリスの関与は感じられないがシーフギルドとの関係が怪しいな。
ギルド内を調べるには……命がけだからなぁ、孤児院に忍び込んでみるかな。
通りを歩いていると、道端に座る乞食が声をかけてきた。
「あの孤児院には関わるな。上からのお達しだ」
そう言われてもこちらも仕事である以上な……。
夜、孤児院に忍び込んで見たものは、大がかりなトラップの数々。
昼間の乞食の一言がなければ間違いなく引っかかっていただろう。肝の冷える思いをする。
しかも、孤児院の建て方自体が他の建物の造りのそれと違っていた。
まるで、屋根裏も訓練場のとして使えるようにされてある。
もう少し調べたいとところだが、これ以上の侵入は危険と感じ、一度出直すことにした。
<つづく>