No. 00076
DATE: 1999/02/01 03:32:40
NAME: ガーディン
SUBJECT: 冒険日記(4)
新王国歴511年1月1日
まだ夜が明けないうちにカゾフ港を出る。今日から三日間は外洋を行くことになる。
ウィントのことはもう何も言うまい。この次はウィントのはずなのだが、果たして今の状態で書けるのだろうか・・・。
兄貴はここぞとばかりからかいまくってた。
こっちはウィントと逆にものすごく生き生きしてて楽しそうだったけど、後で倍返し喰らうの分かってるのかね。
いつものことじゃん、いい加減覚えろよ。
夕方、船上では新年の祝いということで酒宴が行われた。
船長の好意でオレ達もその宴会に入れてもらった。
いい感じに酔いがまわって離れたところで休んでいるとシーナと兄貴に物陰に引きずり込まれた。
そこでの二人の話に寄ればカゾフでシーナがケイドに賭を仕掛けたところ、思惑が外れてケイドに金を巻き上げられる結果になってしまったので悔しいからケイドを引っかけたい、この際ついでにいつもにこにこしてて何考えてるかわからないシオンも巻き込んでしまえ、ということ。
というわけでシーナに「危険で高価な魔法薬が入った樽だから運んで」とエール樽を渡され、途中兄貴が仕掛けたロープでこかされて樽をひたすら転がしたあげく、変質してたら大変だと中を開けて確かめさせられて噴射したエールをめ一杯浴び、ついでに酒蔵担当の船員にこっぴどく怒られたシオンとケイド、すいません。
オレはあの師匠の弟に言うならば兄弟弟子と余りトラブルは起こしたくない、と言ったんですけど見事に無視されましたんです。
二人が転がしたエール樽を調達したのも兄貴達に言われて仕方なくなんです。
首謀者はあの二人です。
チャ・ザよ、明日もみなに幸せと幸運を。
最後に・・・ケイド、この日記帳はオレの趣味じゃない。リスートにもらったんだ。
(PL追記:これはシーナのエピソード『冒険日記(3)』の続きです。遅くなってごめんなさいィッ!!(汗)
ちなみにエールの話は元ネタありです。使わせてもらいました<だいぶ前にやったキャラチャ)