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No. 00158
DATE: 1999/05/01 01:57:24
NAME: リッティ
SUBJECT: 赤魔導師レポート
このエピソードは、リッティと言うキャラクターによって話されるべき内容です。出来ればその時に読んでください、苦情、不信、質問等はその時点のみ受け付けます、悪しからず。(笑)
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ボクの名前はリッティ、リッティ=ラナオス。
498年生まれ、今年は511年だから、今、13歳だ。
これでも一応ラムリアース王国の貴族だ(えっへん!)・・・庶子だけど。
つい最近(晩秋)、ある、魔術師に弟子入りした。
師匠の名前はレドウイック・アウグスト導師、実力はあるけど・・・かなり変な人だ(笑)。
まえに、父上に依頼を受けているところを邪魔してしまったら。
蛙にかえられた(泣)。
・・・以来、ボクは魔術師になってこの人をきっと蛙にしてやろうと心に決めている。
さて、ボクの弟子入りだが・・・。
かなり、すったもんだあった(笑)、泣き落としもやったし、逆切れしたし。
まあ、最終的には父上の権力で師匠の頼み事を解決する。
そのかわり、ボクを責任もって一人前の魔術師にする、ことになった。(笑)
そうそう、その努力のかいあって、師匠は晴れて自由の身になったらしい。
師匠を見て、先ず驚いたのは凄く淡い金色の髪と、碧眼でした。
そりゃあ、たまには色の薄い人もいるけど、師匠はまるでエルフのようだった。
ところが、ついに見てしまったんです、秘密を!。
あの髪と目、実は嘘っぱちだったんです(笑)。
ボクはこの目ではっきり見ました、あの絹のように流れ落ちる、漆黒の長髪を!。
「し、師匠?」そう呟いてしまった後の事はもうあまり思い出したくない・・・。
人生でファイアウェポンのかかった腕でスリーパーホールドかけられることも、もう無いだろうし・・・(溜息)。
師匠の好きなの専ら死霊系魔術と付与系魔術。
一般的に出回ってない 魔法も幾つか使えるらしい。
死体を動かしたり、死霊を召還したり。
あと、よくわかんないけど、死体を付与する呪文とかもあるらしい。
ああ、精神力奪取とかいうのもあった。
よく研究中に付与を失敗してブロブとか言うのが出来ることがある。
コレの始末もボクのしごとだ。
毎日師匠と暮らしていると感覚がおかしくなる。
師匠は急にそこらにいる小動物を魔法で人間や、ゴブリンに変えて、
解剖実験をし始める。
いや、たしかに元は動物なんだけど・・・。
最初は吐き気がしてなんども吐いた、けど最近平気になってきた。
なんか、命って「兎でも人間でも価値は一緒だ」って師匠に言われてから随分楽になった気がする。
ボク、もう壊れてるのかもしれないな、と、近頃特に思う。
あ、師匠は4月一杯で魔術師ギルドと和解(?)したことになって、
でも、一応、導師レドは処断されたという事でトレードマークの赤マントは
今後身につけないと言うことになった。
あと、金髪碧眼ごっこもやめさせられて(笑)。
5月から黒髪のレドになっちゃた。
・・・変。
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