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No. 00175
DATE: 1999/05/16 15:57:34
NAME: スカイアー
SUBJECT: スカイアー・ロックウェルについて
1.その生い立ち
新王国歴482年
ロマール王国の騎士マイヤー・ロックウェルの嫡男として生まれる。
494年(12才)
騎士見習いとして、マイヤーの従者となる。
500年(18才)
正騎士位叙勲、”隼騎士団”の一員となる。レノック男爵家令嬢アリーサと婚約。
503年(21才)
〈ロマール・レイド戦争〉が勃発、ロックウェル家も従軍する。この戦争のさなかに起きた騎士隊長ローランド暗殺事件における警備の不手際を問われ、ロックウェル家断絶。父は斬首に処され、自身は騎士位剥奪、平民の身分に落とされる。また、アリーサとの婚約も破棄された。終戦後、傭兵となることを選び”禿鷹の傭兵隊”に入隊。ここで、マイリーに仕える神官戦士ティエルノと出会い、意気投合。以後、互いに助け合って数々の戦場を切り抜けていく。
510年(28才)
他国との小競り合いの最中、ティエルノが流れ矢の傷から破傷風に冒され、病没。今わの際にあったティエルノから、彼が愛用していた剣を受け取る。これを機に傭兵を廃業して、冒険者に転身。以後、幾つかのパーティに加わりながら、流れに任せて東方へと旅を続けていく。
511年(現在)
オランに到着。〈きままに亭〉に滞在中。
2.彼に関わる人、物
ティエルノ
スカイアーの無二の親友であったマイリーの神官戦士。オランのマイリー神殿の司祭長セーヴェルの長男で、優秀な人物だった。次代のマイリー神殿を担う者として将来を嘱望されていたが、厳格な家風に反発してオランを出奔。この時に神殿の金品と一振りの剣を持ち出しており、これがために勘当と破門を申し渡された。吟遊詩人を目指し、旅芸人の一座に加わって西方へ旅を続けるものの才能面で挫折、ロマールで一座と別れる。直後に傭兵を志願して”禿鷹の傭兵隊”に入隊。ここでスカイアーと出会い、良き相棒として数多くの戦場を共にする。510年、戦地での傷が元で死病に冒され他界。享年26才。彼の剣はスカイアーに託され、再び故郷に舞い戻ることとなる。
ティエルノの剣
大振りのバスタード・ソード。刀工ラブレイの銘が切られた業物だが、絶品と言うほどでもなく、普通の剣よりは少々高価と言う程度の代物。ティエルノよりこの剣を受け継いだスカイアーは己の剣を折り、これを振るい続けている。
セーヴェル
ティエルノの父。マイリー神殿の司祭長を務めており、それなりの人望を集めている人物。己の期待を裏切って国を飛び出した息子を未だ許しておらず、剣を返しに訪れたスカイアーをけんもほろろに扱った。
アリーサ・レノック
スカイアーの幼なじみであり、許婚でもあったレノック男爵家の令嬢。ロックウェル家断絶の後、ロマールより婚約の解消を言い渡された。その後、数多の求婚を受けながらこれに応じず、独身を保っている。25才。
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