No. 00008
DATE: 1999/06/12 03:18:43
NAME: カイ
SUBJECT: …麻薬…
昨日…ラスさん達と麻薬に関する相談をした。
ふと…窓の外を見たら誰かがこちらを見ていた。
不審に思って見ていたら、急に首筋に痛みが走った…
次に身体に起こったのは…快感…誰かと肌を触れ合わせたい…身体の芯が痺れるような…そんな気持ちだった…
その感情を押さえているうちに…わたしは意識を失った…
気がついたのはどこかのベッドの上…身体じゅうを悪感が襲っていた…身体があの薬を求めている…もう一度手を出したら…絶対にやめられなくなる…理屈では分かっている…でも、感情は押さえ切れない…
不快感が耐え切れなくなってきた…
「う…あ…いやあっ!」
わたしの口から勝手に悲鳴がついて出る。
「カイ!?だいじょうぶか!?」
廊下にラスさんがいたらしく、すぐに部屋に入ってくる。
「あ…大丈夫…です…」
「そうか…なら、よかった。…カイ、しばらく休んでたほうがいい。後のことは俺達に任せて…」
ラスさんが心配そうな口調で言ってくる。
「はい…」
ここでは、そう言うしかなかった…
でも、わたしはまだ捜査を続けるつもりだった。
「じゃあ、今はゆっくり休んでろ。俺はちょっと出かけてくるから…」
そういって、部屋から出て行く。それを見送った後、わたしは毛布に潜り込んだ。
がたがたと身体が震える…身体中に痛みが走る…
「う……薬を…お願い…薬を…っ!」
身体を2つに折り曲げて苦痛に耐える…そうしてわたしはいつまでも…うめき、泣き続けていた…