No. 00055
DATE: 1999/08/14 06:01:48
NAME: セリア・リアーヌ
SUBJECT: ある村のたった一人の戦い
わたしは、セリア・リアーヌ・・オランに向かう途中のある村で事件は
起こっていた。
わたしが巣の村に着いたのは、夕方ぐらいでわたしはすぐに宿屋を捜して
泊まりに行った。
宿屋に着くと中には客は一人も居らず宿屋の主人だけがいた、主人が言うには、最近この村に牛の顔をした怪物が出てきて、若い娘を連れて行っていると言うのだ。
わたしの知識では、怪物はミノタウロス・・・かなりの強さのモンスターの
はずだった。わたしは、基本的には遺跡探索ばかりしていたので、戦ったことは無かったが、主人に頼まれ依頼を受けることにした。
無謀な挑戦だとは、思ったが同年代の女の子が被害に会っていたので、ほおっておけなかったのだ・・・。
翌朝、わたしはミノタウロスが住んでいると言う洞窟に向かった。
それ程捜すこともなく、ミノタウロスを見つけることが出来た・・・・・。
わたしはすぐに行動を開始した。とりあえずブロードソードを地面に刺し
<雷光>を放った・・。ペンダントから発動した。<雷光>はミノタウロスに直撃した。
思った通りに、ミノタウロスは馬鹿ですぐにこちらに向かって来た。
続けざまに、<雷光>を放ちブロードソードを抜いて、迎え撃った。
ミノタウロスの攻撃をぎりぎりでかわして、切りつけたが皮膚が硬くわたしの力では、ほとんど傷を負わすことが出来なかった。わたしは心から自分の
非力さを呪いながら考えた。使えて雷光はあと2回か・・・・なば・・・。
わたしは、ブロードソードを捨て、あらかじめ用意していた皮袋を、投げつけて行った。5袋ほど投げ当てて行く、その間ミノタウロスの攻撃をかわしていたが、わたしは焦った少しでもミスし攻撃が命中すればわたしはただでは済まないだろう・・・。
わたしはもう一度<雷光>を放ち距離をとった。もし・・・これで死ななかったら・・・・。
わたしは何時もより、集中し魔術を唱えた。
万能なるマナよ・・・・・・・・・・<火球>!!
<火球>が当たると、かけていた油も同じに燃え始める。
<火球>が当たってもまだ生きていたが、燃えて混乱したミノタウロスを倒すのにそれ程時間はかからなかった。
その時心から思った。もうこんな無謀はやめようと(笑)
最後出た言葉は「仲間が居ればな。」ぼそっと出た正直な感想だった。