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No. 00068
DATE: 1999/08/24 00:08:31
NAME: アトゥム・O・レクイエム
SUBJECT: Follower of love
ある暑い夜、いつもの通りのLIVE。終わった時、男が話しかけてきた
下町に似合わないタキシード姿のその男は、俺に曲を依頼してきた
「ヴァンパイアと人間の少女の恋歌を作って欲しい・・・ここにその物語がある」
男はそういって俺に一冊の本・・・日記のようなもの・・・を手渡した
「それでは、お願いします。報酬を・・・」
男はそういってかなりの大金を手渡し、去っていった
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日記は読めば読むほど興味深い・・・そしてこの歌を作った
Follower of love
今日も渇いた一人の吸血鬼が ただ一人街をうろつく
ある夜見かけた 美しい少女を求めて
いつもと変わらぬただの狩り
彼はその牙を獲物に突き立てる
例えば夜の街を歩く あの娘のような 美しい少女を
朝の近づいた夜で見かけたあの少女に
牙を突き立てないように
I'm a damned vampire,follower of the Fararis.(私は呪われた吸血鬼、ファラリスの使徒)
You're holyness girl,like an angel.(あなたは聖なる少女、その姿は天使のよう)
かなわぬと分かる恋。聖と邪の回り回る輪舞
この目にうつる器だけを歯牙にかけ、少女を忘れると誓おう。
今日も渇いた一人の吸血鬼が ただ一人街をうろつく
その夜一人の少女を見かけた 一人勝ち気にわめくその娘
厄介なものを見てしまった 彼は男達をあしらうと一人酒場へ向かう
あの娘にばれぬように 闇をまとい 一人酒場へと向かう
酒場で一人客を見ていると一人の見知った少女
「見つけた!」と無邪気に笑うその顔に彼はほほ笑みを返す
But,I'm a damned vampire,follower of the Fararis.(けど、私は呪われた吸血鬼、ファラリスの使徒)
You're holyness girl,like an angel.(あなたは聖なる少女、その姿は天使のよう)
彼の苦悩など知らずに
彼女はお礼の言葉を繰り返す
今日も渇いた一人の吸血鬼が ただ一人街をうろつく
その夜何か決心をしたのか 彼は少女を探す
ただ嘘を突き切れぬようになったのか 彼は一人酒場へ向かう
あの娘を見つけ、彼は駆け寄り 娘を個室に呼ぶ
震える声で真実を 彼は少女に語る
ただ今まで伝えなかった罪の意識から 彼は「ごめんなさい」を繰り返す
I'm a damned vampire,follower of the Fararis.(私は呪われた吸血鬼、ファラリスの使徒)
You're holyness girl,like an angel.(あなたは聖なる少女、その姿は天使のよう)
少女は彼をみて優しくほほ笑む
「別にかまわない」ただそう言ってほほ笑む
I'm a damned vampire,follower of the Fararis.(私は呪われた吸血鬼、ファラリスの使徒)
You're holyness girl,like an angel.(あなたは聖なる少女、その姿は天使のよう)
But,he loves her better than any other.(誰とて彼以上に彼女を愛する事はないでしょう)
誰かが彼女を彼以上に愛せるとしても
誰も彼女の心を彼以上に引きつけることはない
彼が何者であるかなんてどうでもいい。
歌を作る糧なれば
ただ望む事は、二人が今幸せであること
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