No. 00161
DATE: 1999/10/28 21:18:24
NAME: シングル
SUBJECT: ぐららんが街にやってきた
やぁ、みんな。ボクの名はシングル。最近この街にやってきた旅人さ。
・・?、なんでそんな目をボクに向けるの?
え?ボクが珍しい?・・そんな・・照れるなぁ。
でもグラスランナーなんて、その辺に転がってない?
彼らは、その辺の草を掻き分けると居るって話だよ?
まぁ、ボクもあまり見たことは無いけどね。
(冒険者らしき集団のテーブルに近づいて)
ところで兄さん達、何を相談してるの?
さっきからなんか楽しそうだけど。
え?冒険成功を祈っての前祝い?
ふ〜ん、無事成功するといいね。
・・ボクに?
一緒に飲んでいいの?
じゃ、お礼に一曲歌ってあげるよ。
(演奏中)
へへ、まだあまり上手くないけど・・。
これ、ごちそうさま。
今度帰ってきたら楽しい話を聞かせてね♪
−2週間後−
(先日の冒険者達を見つけて)
こんにちは♪
冒険どうだった?
あ、待って。ボクが当ててみるよ。
・・嬉しそうに笑っているから・・いい物を見つけたんでしょ?
え、違う?
じゃ・・あ、判った。報酬が良かったんだ。
そうでしょ?
これも違うのか・・。
じゃぁ・・なんだろう?
う〜ん、わかんないや。降参する〜。
・・報酬は少ないし、いい物も見つからなかった?
じゃ、なんで笑っているの?
・・ふ〜ん。生きて帰って、こうして酒が飲めるのが嬉しいんだ。
よく解らないけど、嬉しいっていい事だよね。
・・ボク?
うん、仲間を捜していたの。
一緒に冒険に出てくれる人達をね。
まだ見つからないけど。
・・え?何が出来るって?
ボクの自慢はこの器用な指だよ。
(ガメル硬貨を手の平上で踊らせる)
ほら、上手いもんでしょ?
(にっこり笑いながら)
ねぇ、誰か仲間を捜している冒険者って知らない?