No. 00175
DATE: 1999/11/15 04:34:35
NAME: フェリアス
SUBJECT: Recentstate
久しぶりに三角塔へと戻ってきた。
いつもの様に扉をノックし部屋へ入る。
すると、珍しい事に先客がいる、、、ここに客が居る事自体めずらしいのだが。
俺は周りに注意だけしつつ、周りを気にしてる素振りは見せない様に導師に話し掛ける。
「フェリアスです。ただいま戻りました。」
『ああ、ごくろうさんだった。』
「こちらの方は?」とりあえず聞くだけ聞いてみる
『ああ、こちらは衛視隊の方だな』、、、はぁ?衛視なんかが何故こんな所に居る?
普段は魔術師だというだけで近寄りたくもないだろうに・・
俺は怪訝に思いながらも、その場を辞した。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「あの男は?」
『ああ、衛視隊の奴だ。
今回騒ぎがあったらしくてな、しかも魔術師が居たらしい…それで私の所に話を聞きに来たんだ…』
「導師はその事件をご存知で?」
『ああ、お前がこの前説明した奴だろう…違うか?
まあ、私が言い出した事だからな、適当に処分しておくがな・・・』
「それで、構わないのですか?」
『まあ、良いだろうな…』
その時はそれほど気にもしていなかったのだが、
導師に後片付けをさせるのも問題だろうな、、、
そう思いつつしばらく考えを巡らせる…
そうだな・・・
思い立った俺は、足早に導師の元を尋ねた。
導師の方も何を言いに来たか解ってるとは思うのだが・・・だからこの人は苦手だ・・・
「フェリアスです。」
いつもの様に入室が許される。
「導師、実は・・・」
『旅にでも出るか?』
・・・やっぱりな・・・
俺の言いたい事などお見通しと言うわけだ・・・
やはり、師匠として長年付き合っただけの事はあるな・・・
「オランには居るつもりですよ、研究も中途半端なものですしね・・ただ、しばらくは研究室を寝床にするのは辞めておきます、、、あとは研究室に入り浸るのも、、」、と導師に告げる。
あとは、導師との話もそこそこに俺は自室に戻り、荷物をまとめ始める。
さて、これからどうするか・・・だな・・・