 |
No. 00191
DATE: 1999/12/01 04:13:41
NAME: ユングィーナ
SUBJECT: 過去への糸口(イベント:濡れ衣)
前後関係:
ユングは先日、西から流れてきた吟遊詩人と知り合い。孤児院に関係した人物を調べられるものなら調べてほしいと頼みます。
ユングは自分一人だけで動くことに限界を知り、ようやく他人を当てにするようになったのです。この流れの吟遊詩人に大した期待もしていなかったのだが、再び出会いいろいろ話してみると単なる吟遊詩人でないことが判ります。
「大した情報はない」といいながら事件のことをかなり深く把握していることが判った。ユングを衛視と見抜いていたこと、シャウエルを捕まえるのに、三人しか衛視の人員が割かれてない事実の把握(シャウエルは大臣殺害容疑がかけられていた)。国側が事件を隠蔽しようとしていることまでも調べられていた。これはユング自身と同等の知識を保有しているとも言える。
(心模様)
酒場で知り合ったエルフの吟遊詩人から、不確定ではあるがここに出入りする者が事件に関与していたことが言えるらしい。
当てにならない情報かも知れぬが、吟遊詩人の口振りでは何か確証めいたものを感じたが……。
>…以前の事件は何者達によって解決されたのか、
>よく思いだしてみるが良い。
>…お前が犯人を捕まえた際に、どんな事があったか…
>思い出してみるが良い。
まるでその場を見てきたかのような口振りだったな。何者に解決されたかか……。それを調べているのだと答えたろうに。不確定でもこの酒場の常連客かもしれぬとわかっただけ収穫か。ワインを奢った甲斐があるというものだ。
しかし、私が犯人を捕まえたことまで調べられているとはな。シーフギルドの関係者でもあるのか? それとも衛視に伝でもあるというのか?
国が隠蔽しようとしている事件であり、注目もされず、女の衛視隊長の動向など気にするものなどおらぬと思っていたが……こんな私の動きを覚えている者が存在するというだけ驚きだな。……案外部下から聞き出したのかもしれぬ……いや、あいつ(ブローウィン)に限ってそんなことは言わぬだろう。
あの現場に居たのは、シャウエルと私と、ブローウィンと、捜査を邪魔した男(レイシャルム)だな。公務執行妨害として捕まえるつもりだったが、シャウエルが捕まったことでうやむやになっていたな。
しかし、なぜ吟遊詩人がこのことを知っているのだ?
>そこが入り口となるのではないかな?
邪魔した男がこの事件の鍵を握っているとでも言うのか?
確かに、シャウエルは殺人を犯していないと自白した。邪魔した男はそれを知っていたというのか? だから捜査を邪魔したというのか?
吟遊詩人の見てきたような口振りには寒気を感じるが、あの男(レイシャルム)を話しを聞く必要がありそうだな。
幸いにも公務執行妨害という犯罪を犯していてくれている。引っ捕らえる大儀は存在しているといるわけだが……考えてみれば、奴はシャウエルの無実を知っていた可能性があるのだな。ここで捕らえれば私も国と同じ事をすることになるのか。
ふん、まぁいい。何も捕らえる必要はない。話しを聞ければよいのだ。
……ん? もしかしたら吟遊詩人は邪魔した男と接触していたのではないのか? そうでなければシャウエルを捕らえたときの状況を知り得るはずもなかろう。有益な情報がないといいながら、それが一番有益な情報ではないのか? 口止めでもされたか? ……わからん吟遊詩人(エルフ)だ。
少なくとも、少しは動くべき情報を見いだせたということか。
 |