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No. 00045
DATE: 2000/01/28 22:51:29
NAME: 主要キャラ
SUBJECT: キャラクターの紹介とその立場(濡れ衣)
濡れ衣イベントに関わるキャラクターの紹介とその立場
>エルフィン
自称「何でも屋」である。昨年、オランにやってきて仕事を求め張り紙やら名刺と呼ばれる自分の名を書いた薄い木片を配っていた。その張り紙の方を見て、ラザラスより仕事の依頼を受ける。それから孤児院に関わり、裏で孤児たちを助け出すなどの活躍をする。
性格は知られておらず、作った笑みを張り付けていて内心が読めない。ただ、仕事において忠実であり、頼りになる人物として評価がある。
今回の事件については噂話と、アレクの接触程度でしか関わってはいないが、自分の感で調べ回っている段階である。
>レスダル
図書館司書を勤めている女性で、昨年、ラザラスの手紙による依頼で孤児院事件について調査をするようになる。魔術にも長けており、魔術師からも一目を置かれる存在である。またリンという息子がいる。孤児院の事件のときは、息子が危機に瀕したとき体を張って乗り込んでくるという強い母の一面を見せた。しかし、孤児院がらみで放火未遂という脅しを受けており、それ以来事件に対しては神経質になっている。
噂話を耳にしてから、彼女も単独で捜査を開始しているが、息子の行方が判らないとか、アドルの脱走といったことが続き、不安な日々を迎えている。
>レイシャルム
孤児院解体の時点から事件に関わっていた人物。ラザラスとは直接依頼のやり取りはなく、勝手に動いていた冒険者たちの一人である。最近になり、アレクの兄がシャウエルという話を聞き、アレクの力になろうと考えているが、状況変化の方が早く、アレクの所在を見失っている。
>アレク
濡れ衣を着せられて投獄されているシャウエルの妹と名乗る女性である。投獄されているシャウエルとも面通ししており、シャウエル側は覚えていないが、アレクは兄だと言い張っている。
この兄が無実であることを聞き、なんとかして助け出そうと考えているがどうしてよいか判らないでいる。レイシャルムやエルフィンから情報提供を受けるが、これといった対策は思い浮かばない。そんなとき、ガイス司祭が協力を申し出てきた。
>ラス、カレン
アレクの友人の一人で、シャウエル救出に手を貸せと言われた人物。現状がろくに把握できないまま、流されるような形で事件に関わることになる。二人ともシーフとしての技術を持っており、現在置かれている立場の危うさも重々承知できる身である。
ただ、気がかりなのは、手段を選ばず兄を助け出そうとするアレクの行動をどうするかで悩んでいるところであった。
>カイ
ラスの恋人であるが、直接アレクと事件について伺っていたわけでもなく、またラスもこのような事件に巻き込むことをよしと考えていなかったために、置いてきぼりを食らっている。
>スターク
グラスランナーの女性であり、シャウエルの過去と関わり合いがある。シャウエルの所在の確認の命を受けていたが、一目会いたいという欲望に取り憑かれ、アレクたちの仲間として協力することになる。
>ルツァーク
フォーマ卿が凶作による減税案を退けるために打ち出した計画に関わった村の出身者。美人選考会という企画は美人祭りと名を変え、その村の欠かすことの出来ない外貨を獲得する中心行事となっていた。彼の姉はその祭りで優勝を果たし、フォーマ卿に買い取られることになった。
その姉に会いに来たのだが、フォーマ卿は暗殺され、屋敷は封鎖されていた。なんとか姉の所在を確かめ、出向いた先がヨークシャル卿の屋敷であった・しかし誘拐事件の後であり、再会を果たすことができずにいた。彼は父親から「もしものとき」として身を案じて手渡された1000ガメルを持って、冒険者の店に訪れたのである。
そこに居合わせた冒険者に依頼をして姉の救出を約束してもらうことになる。しかし、その直後に現れたイルヴァンテというヨークシャル卿の執事により、二人の冒険者が裏切りを果たす。
>ザード、アンシー
ルツァークの依頼を受けておきながら、それを無断破棄し、高額報酬が見込まれるイルヴァンテの依頼に鞍替えした二人組である。もっとも組んではおらず、たまたま酒場で同時に依頼を受けたから共に行動しているに過ぎない。
孤児院は元より、濡れ衣を着せられているシャウエルとも接点がなく、誘拐されたヨークシャル卿という点でこの件に関わり合いが出てきている。
>ガイア、リュート
ルツァークの依頼を受け、彼の姉を誘拐犯から救い出す依頼を受けている。ガイアは純粋に青年の気持ちに打たれ安値の依頼を引き受け、リュートは姉が村一番に選ばれるという美貌の持ち主と聞いて、報酬云々以前に協力を申し出ていた。先に出たヨークシャル卿と共に三人の使用人が誘拐されており、そのうちの一人が姉であることが判っていた。彼らなりに姉の行方を追っているが、情報不足という点は否めない。
>イルヴァンテ
ヨークシャル卿の執事である。老齢であり、ヨークシャル卿に忠実である。ヨークシャル卿から無事を知らせる矢文が届くが、信用などせず、冒険者たちに引き続きヨークシャル卿のいどこ探らせている。ヨークシャル卿が無事帰ったら、報酬として魔法の武具が揃えられるくらいの大金を与えてくれると約束している。
>ユングィーナ
衛視総隊長補佐という立場で、女の身であるから騎士になれない不遇の身である。父親の急死により身の安定の立場が保証されず、社会に放り出される。
そこで待ち受けていたものは、捉えなくてもいい事件の犯人であった。しかし、この犯人(シャウエル)を捉えることに成功し、ヨークシャル卿を困らせることになる。
指名手配をしてからシャウエルが無罪であることはラザラスの報告により知ることになったが、一度出した命令を取り下げることもできずにいたのだ。女性の衛視で捜査員も合計三名という体制で捉えられるはずもないと高をくくっていたのだが、彼女はそれを成し遂げてしまった。
本来ならば騎士の昇進試験ぐらい受けさせてもよい手柄であったはずだが、これが認められず、衛視隊長から総隊長補佐という名ばかりの昇進を受け、彼女からは部下さえ取り上げられた。
手柄を挙げたものの、待遇の悪さに不満を漏らすものの、上に逆らうこともできず、あれる日々が続く。
ある日、獄中にいるシャウエルと面会し、彼の口から事実を聞くことになる。
こうして、濡れ衣を進んで被ったシャウエルの本意は判らぬものの、事件の真相についての手がかりは得た。
ユングィーナはそれから4ヶ月間もの単独捜査を続けることになる。
事態は街に流れる噂話をきっかけに転じることになった。噂を消し去ることが彼女に与えられた使命であった。上層部も慌てている様子で、離散させた部下たちを再び彼女の元に戻すことを許した。
単独で動いていたとき、冒険者の店で偶然出会った三人組に妙な親近感を受け、ユングは彼らを雇うことにした。金銭的に苦しい彼女ではあったが、一人で捜査を続けることの方が耐えられない時期に来ていたのだ。
こうして、ジャングル・ラッツと名乗る三人組と元の鞘に戻ったアルフォーマとブローウィンは噂の元を断ち切るために動き出す。
>ジャングル・ラッツ
アーノルドを長兄に、バルカン、クルップという順で年齢が下がっている。三人とも声を掛け合うのが習慣になっているようで、そのやり取りはコメディアンのようにも受け取れる。
そんな三人を見かけ、仕事を与えたのがユングィーナであった。日の当たらない彼らに日の当たるような仕事を与えてくれたユングに対して忠誠的態度を示す三人であり、ユングの部下であるアルフォーマやブローウィンに対して先輩として接する反面、対抗意識を密かに燃やしていた。
彼らを加えたことで、ユングの組織としての力は以前より上がったことは確かである。一番の武器は、それぞれの部下から信頼を寄せられていることにある。
>アルフォーマ、ブローウィン
ユングィーナが親の威光でかろうじてマシな職をあてがえてもらえたのが衛視隊長という地位であった。
しかし、その地位も他ではあまり役立たない部下をつけることで、とりあえず形だけの衛視隊長というものをあてがっただけに過ぎなかった。
そのときあてがわれた部下がアルフォーマとブローウィンであった。二人とも一般的に比べどこかしらマイナス要素を抱えており、体よくお払い箱にされたと言っていい処遇であった。
しかしながら、ユングィーナはそれに気づいてか、気がつかないのか二人の面倒をよく見た。口調こそ、貴族のもので命令系ではあったが、信頼してくれていることが感じられたのである。
それからというものの、二人は隊長に付きっきりとなった。
>ガイス司祭
ドロルゴの借りの名前であり、影武者もいる。表舞台には影武者しかまず現れることはない。
ユングィーナがドロルゴをファリスの司祭と勘違いして、懺悔をするかのごとく語った濡れ衣事件について、一つの計画を思いつく。
まず、下調べをしてユングの言葉が事実であるかの証拠を入手する。事実と判った時点で、同様の事件を追っていたアレクと接触を果たし、協力者として手を組むことにする。
表向きの目的としては歪んだ秩序により投獄されている者を助け出すというもっともらしいことを言っているが、その裏で何を企んでいるかは不明。
その裏が見えないために、ラスやカレンは動くことができずにいる。
>ブルータ
ガイス(ドロルゴ)司祭の右腕となる男である。情報操作に長けており、シャウエルが無実の罪で投獄されている証拠の品を掴んできたのもこの男である。
自分の怪しさを隠そうともせず、またその怪しさは当たり前のように振る舞い、攪乱させようとしている。
噂話を流した頭であり、ユングィーナに狙われている人物である。また、シーフギルドからも目が付けられている。
>ヨークシャル卿
フォーマ卿の叔父で、甥に当たるフォーマを大変可愛がっていた。トラブルに発展しそうになる孤児院のことを見かねてヨークシャル自ら協力を申し出る。もっとも実行に移したのはラザラスというラーダ司祭であったのだが。
孤児院事件にこの叔父は少なからず因縁があったが、フォーマが暗殺されることで激怒し、実行者に指名手配をする。これがシャウエルということだが、数日を待たず、事件は解決することになる。
ラザラスから事の顛末を聞いたヨークシャルは明るみに出せない事実を知って肩を落とす。しかし、あれだけ豪語して犯人逮捕を命じたために、取り消すようなことは彼のプライドが許さなかった。
そのちっぽけなプライドを守るため、一人の女衛視が無理な任務に当てられることになる。
今回の事件では、誘拐され何者かの手に落ちる。
>ラザラス
ラーダ神殿の高司祭で、ヨークシャル卿から前々から見知った間柄でもあった。それ以上に多額の寄進を受けており、この老人には頭が上がらないというのが神殿勤めの辛いところであった。
昨年、ヨークシャル卿に呼び出され、フォーマ卿と冒険者との仲裁役をしろと命令され、孤児院事件に関わることになる。
自分も多忙であるため、この件に冒険者を当たらせることを考えた。レスダルやエルフィンに依頼することで間接的に関わった。
しかし、フォーマ卿が暗殺されるなど、予測外の事態が起き、彼自身動かねばならなくなったとき、事件は解決してしまった。
もっともレスダルの活躍で捉えた二人の暗黒信者から事件の裏事情を聞けたことと、実行部隊ではないにせよ、ヨークシャル卿の怒りの捌け口が手に入ったことは安堵できることであった。
断片的ではあるが、暗黒信者からの供述とレスダルやエルフィンの報告により、孤児院の全貌があきらかとなり、これが公にできないことを知る。
一つのレポートにまとめ、ヨークシャル卿に提出を果たす。
そののち、一人の男を監視する命を受けるが、それは「協力できることではない」ときっぱりと断った。
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