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No. 00098
DATE: 2000/04/06 02:49:12
NAME: リティリア&メルトラム
SUBJECT: 一室にて
かわらで出会ったりティリアとメルトラムは、自分が不必要かそうでないかついて反発しあう。
あくまでも自分などどうでも言いというリティリアに対して、メルトラムが腹を立て、彼女を連れて酒場の2階へと姿を消した。
メルトラム ・・・ったく、騒がしいな(ひょいっとリティを抱え、ドアを押す)
リティリア ちょっとはなしなさい
メルトラム あ?私が何しようが関係ないんだろ?
リティリア ええ関係ないわよ
メルトラム なら、いいじゃないか(ドアを閉める)
リティリア ・・・・・・・・・・・・・・
メルトラム で、不幸で必要とされてない君はどうするべきだと思うね?こういうとき。叫ぶかい?まぁ、叫ぶなら叫ぶで良いが
リティリア 好きにすればいいじゃない
メルトラム どうも気に入らんなまぁ、いいか、で?この間聞いたところでは恋人でもいそうな気配だったが?(といいながらカーテンを閉める)
リティリア あら何がかしら?
メルトラム 片意地を張ってるようすがってことさ<気に入らない
リティリア 恋人と言うのかしらね
メルトラム 君が恋人でないというならそれでいいだろう、後で知らない男に刺されるのはごめんだからな
リティリア 別に意地なんてはっていないわ。これが私よ
メルトラム あ、そう<これが私
リティリア 私がそう言ったとしても相手は知らないわよ<恋人
メルトラム ふん、君はそうは思わないってことか?相手がどう思うかはその次だと思うが
リティリア 私は・・・
メルトラム (しばらく見てる)・・・・座ったらどうだ?
リティリア そうね(ベッドに座る)
メルトラム で?
リティリア 何かしら?
メルトラム 「私は」の続き
リティリア ・・・(少しそっぽを向き)あなたには関係無い事よ
メルトラム 関係ない?(苦笑)不幸を打って人を殺そうとする女がかい?・・・暗喩だよ、別に殺される気はない(にっ)
リティリア 別にあなたを殺す気なんてないわ、今のところはね(少しメルから距離をとろうとする)
メルトラム いったはずだな?女だから叩き伏せたりはしない(手をつかむ)
リティリア ええ、言ったわよ。あなたは女には甘い人だって(にこ)
メルトラム そう、女性にはやさしくする主義なんだ(にっこり笑ったまま両手をつかみ、押さえつける)
リティリア へぇ、これがあなたの「やさしくする」なのね
メルトラム (くすくす笑う)こうしておかないといつ殺されるかわからないだろう? それにしても、よくまわる口だ
リティリア 殺すつもりはないと言ったけれど?
メルトラム 用心深い、小心者でね(キスで口をふさぐ)
リティリア ・・・・・・・・・・・・(少し目を見開く。その後逃れようと首をふる)
メルトラム (気にせずにそのまま唇をずらす)
リティリア (とにかく逃れようともがく)
メルトラム (手を首筋に沿って背中から服を脱がせかけ、ふと何かに気がついて顔を離す)
リティリア (びくっとし涙を浮かべて)いやぁぁぁぁぁぁ、はなして・・・・
メルトラム !
リティリア (メルを思いっきり叩く)私に・・・この傷に振れて良いのは・・彼・・・レドだけよ
メルトラム (顔をそらさず自分をはたいた手をつかみ、ふと元の飄々とした表情に戻る)
リティリア (流れ落ちる涙を拭わずメルを睨みつける)
メルトラム (珍しく真剣な瞳で)そう呼べる名があるなら、自分が不要だと思わんことだ。 おまえにはそう呼べるだけの名がある・・それが何よりも幸福だということをわかってるのか?
リティリア それでも・・・私は・・・今は・・・すがれない・・・
メルトラム どうして?
リティリア 私は・・・護る事ができなかったものを・・・取り戻すのに・・・彼は・・・(我慢しようとするが止まらず涙が溢れている・・・ ごめんなさい・・・あなたに言ってもしょうが無い事ね・・・・(涙を拭う)
メルトラム (ため息をついて肩を貸しながら)美人の涙は禁じ手だとおもうんだがな
メルトラム すがってもいい、君を支えたいと思ってくれる相手なら、そうされないことの方がこたえる
リティリア 私だって・・・泣く事はいやよ・・・泣く事は卑怯な・・・事だわ
リティリア ・・・・・(メルを見上げ)それでも・・・私は彼の時間を・・・奪いたくない・・・
メルトラム 卑怯じゃない、泣くことでしか現せられんものがあると思えばいい。 君は、彼が、もし彼が君に頼みたいことをその理由で控えたらどう思う?
リティリア いや・・・絶対いやよ
メルトラム なぁ、リティリア、結局人には生きるか死ぬかしかないと私は思う。 それでもね、やはり自分だけで生きるよりも、生きている間だけでも誰かを時間をともにできたら幸せだと思うよ
リティリア (メルの話しを大人しく聞いている。たまにしゃくり上げる)
メルトラム 君が必要とするだけ、相手も君を必要としている。それを確かめるのに、自分が片意地を張ってあいての腹だけを探るなんて芸当はできないし、できたとしてもただの小細工だよ結局、自分をさらけ出せる人間はそれだけ騙されもするし、でもそれだけ誰かと支えあうことができるんじゃないかな? 別にだれかれかまいなく素直になれとは言わないが、君が愛した人間くらいには素直になってもいいんじゃないか?
リティリア ええ、そうね(微笑)
メルトラム ・・・・以上、講義は終わりだ。 いったろう?私はお人よしなんだ(苦笑)
リティリア 確かにそうね(おかしそうにくすくす笑う)
メルトラム (取れた髪紐を手にとってベットから腰を挙げる) さて、どうする?部屋は、一応明日の朝までは取ってあるが(苦笑)
リティリア 帰るわ、帰らない人を待たないといけないし、それに面倒を見ている子もいるから
メルトラム そうか、それから・・・・(右頬に手を当てて)これは多少効いた (扉を開けてでていく)
リティリア ごめんなさい(衣服をととのえて涙をぬぐってから出て行く)
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