No. 00117
DATE: 2000/05/02 00:01:50
NAME: 老鷹
SUBJECT: レイド−ロマール戦役人物伝(3)
−老鷹−
老鷹と言えば、ファン動乱時に活躍した伝説上の猟兵である。
彼は、たぐい稀なる狙撃能力とゲリラ戦能力を買われ、各地を転戦し、勇名を馳せた。
その通り名は、初老の域に入りながらも、猛禽類のごとき鋭い眼光を持ち、また鷹の羽根を用いた矢を好んで使ったことから由来されている。
彼はこの戦役においてレイド側につき、ロマール側に大いに恐れられたが、ロマール隼騎士団騎士隊長ローランド卿暗殺に赴いたのを最後に、その後消息を絶っている。
しかし、彼を慕ってレイド側についた遊撃兵は数多くおり、彼らのことをロマール兵達は「若鷹」と呼び、老鷹と同様に彼らのずば抜けた能力を恐れた。
彼ら若鷹の活躍が無ければ、レイド帝国の併合はさらに早い段階で成されていたと唱える軍学者も、少ないながら存在する。