No. 00136
DATE: 2000/06/14 23:14:00
NAME: ガードム=アイゼル=カオス
SUBJECT: 父からの贈り物
私は、幼少の頃から、父から、古代語魔法について、特訓を受けてきた。
たとえば、父のふるさとである、オランの西の森の中の滝壺で精神の統一をはかる修行。滝壺に向かって、エネルギーボルトを放つ修行。そして、中でも記憶に残ってるのは、父と母と共に、キャンプにつれられ、自らの魔法で、焚き火に付ける火をティンダーを発動して付けたり、夜は、ライトを発動して闇夜に明かりをともす。そんな修行をしてきた。それは、楽しくもあり、つらくもあった想い出のひとつだ。
そして今日、父から、誕生日プレゼントにメイジスタッフをもらった。
それは、私が目覚めたとき、枕元に置いてあった。そして、そこに父からの手紙があった。
「親愛なるガードムへ
14歳の誕生日おめでとう。君は、物心ついたときから私と共に、
魔法の修行をしてきた。さすがは私の子。どんなときも私の期待通りだっ た。挫折もきみにとっては、成長へのバネだった。私は今日の特訓を、 もって私から君への指導を終わりにしたいと思う。そして、はなむけに私 が丹精こめて作り上げたメイジスタッフをきみに贈ることにした。きみな ら出来る。いつか、君と共に冒険してみたい。頑張れ、ガードム。
父より。新王国暦 510年2月13日」
私は嬉しかった。父のため、そして何より自分のためにがんばりたい。
__________________________________
その日のガードムの日記より抜粋。