No. 00139
DATE: 2000/06/18 15:33:27
NAME: ガードム=アイゼル=カオス
SUBJECT: 父母と別れ(続)
それから、1ヶ月後。
父は、わたしと共に、遺跡へ旅に出た。
私は、ただならぬ雰囲気を感じ取った
不吉な兆しも。
忘れもしない、新王国暦511年6月10日。
オランの北方にある遺跡についた。
そのとき、悪夢が襲った
暗殺者が、父を襲い、一瞬のうちに殺された。
私自身何もできなかった。
父の亡骸を見て、ただただわめくばかりだった。
私は、通りすがりの冒険者に頼み、父の亡骸をパダの町外れの大木の下に埋葬した。父の所持品の中に、ぼろぼろの、呪文書があった。
私は、すぐさま、自分の袋に詰め込んだ。
それから3日後。
私は、母の遺言通りに、伯父の家に行った。そこには
大きな大きな酒工場が建っていた。そこで
伯父は「ガードム君だね。私の妹にそっくりだ。で、妹はどうしたかね?」
私は、カチューシャを伯父に見せた。
なんと伯父は、それを見て泣き出してしまった。
「おお、ミザリー。お前は、もう私の前に現れないと言うのかね。
なんて事だ。」
私は、母が死んでからの、いきさつを話した。
伯父は、全てを受け入れ、「わかった。君を、この家に住まわせよう。
そのときは、ウイスキー工場の仕事も手伝ってもらう。この工場は、国王に献上するようなお酒をつくる、伝統ある工場だ。ミスはゆるされないほど
、厳しいぞ。心してかかれ。
あ、そうそう。君は、頭がいいから、大学院へ行けるだけの力もあるだろう。ここから大学院へは、近いから、暇が有れば、勉強してくと良い。」と、告げた。
そして、私は、1年間、伯父の家に住み、大学院へ通いながらこの世界の知識を深め、近くの森で父の呪文書を読みながら魔法の修行をした。そして、
一人立ちできる出来るようになったころ、私は、伯父に別れを告げ、
オラン郊外の空き家を見つけ、1人暮らしを始めた。