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No. 00151
DATE: 2000/07/26 02:06:41
NAME: ミニアス&ラス+α
SUBJECT: いやがらせ
これはヘラスチョンペに対するミニアス、ラスの気持ちが書かれた宿帳を抜き出して読みやすく(?)したものです。
ちなみにヘラスチョンペ(略してアレ)とは、貴族のボンボンであり、そこそこの腕の商人であり、闇の世界でも中の下くらいの立場を持っています。
性格に対しては下記を読むように、落第だけどね。
戻ってみると。
日付:(2000/06/30 00:19:03)
キャラクター名:ラス
ホープから戻ってきた日、カレンと久しぶりに話をした。なんでわざわざホープくんだりまで…と、妙に疑ってるっぽい。
まぁ、本当のところを言えば、一緒に行った女、ロリエが中身がレドっぽいからそれが気になって…ってのが理由だけど。
とは言え、自分でも確証があるわけじゃないし。ホープにいた間も確証は掴めなかったし。
ていよく使われただけだったし。…帰りに土産までもらったし。(EP:「それぞれの思惑〜ホープにて」参照)
多分、次に会う時までに、何かを探っておけってんだろ。…やっぱ使われてる。
ってことで……このことはカレンには言わないでおくことにしよう。…確証が掴めるまでは。
そのあと、いつもの酒場に顔を出すとミニアスからの伝言。んで、そのことを店員に聞いてみると…。
「お待ちしてました」とか言って出してきた手紙が、すっげぇ量だ。差出人がせめて女ならともかく、ぜ〜んぶ男ときてる。しかも同じやつ。
ミニアスにしつこい横恋慕(勘違い含む)してる、どこだかの商人のボンボンだとか…。
「恋人の振りしてくれない?」ってミニアスに頼まれて、気軽に引き受けたけど……やめときゃよかったかな。
とりあえず、宿に戻って、その手紙にざっと目を通してみる。
『君がどのような手段を使って、我が愛しのミニアスを籠絡したかは知らぬが、その罪、許し難く…云々』
『ああ、僕の永遠の恋人、ミニアス。彼女は君のような男と一緒にいてはいけないのだ。魂の穢れが…云々』
『僕への愛情を表すのがヘタなだけの、瑠璃色の小鳥。おまえはそんな彼女の純粋無垢な心を利用して…云々』
…………瑠璃色の小鳥ってのは……ああ、ミニアスのことか。…って…おい。
あ゛〜……頭痛くなってきた。…んで、ミニアスの伝言によると…もう少ししたら、もっと手の込んだのが来るって?
……うっそだろ。俺、多分そのうちキレると思うけど……殺しさえしなきゃいいのか? 半殺し可?
●ヘラスチョンペの思惑
ボクがどれほど彼女を思っているか・・・・これで彼女を再度たぶらかそうなどとは、思うまい。
なにぃ?あれはナンパ男だと?!
ぬぬぬぬぬぬぬ・・・制裁をくわえてやるぅっ。
最近の出来事
日付:(2000/07/03 01:23:32)
キャラクター名:ラス
抗議文と言うか、脅迫状と言うか…とりあえず、ミニアスがらみで、勘違いお坊ちゃんからの手紙をまとめて受け取った翌日。
つまりは、ホープから帰ってきてすぐ次の日だ。
さっそく、『もうちょい手の込んだの』がいらっしゃった。どうやら、相手は俺の宿なんて調査済みらしい。
…確かに、仕事帰りで多少ぼんやりしてたかもしれない。っていうか、自分の宿に帰ってきてまで警戒してる奴なんざいないだろう。
気軽に触った部屋のドアノブに、べっとりと糊が塗られていた。まともにそのドアノブを握る。
さすがに張り付きはしなかったが、洗い落とすのに手間がかかった。
別の日の昼間。宿を出て歩き出そうとした瞬間に、何かが落ちてくる気配を感じた。慌ててそこからよける。足元に、植木鉢が落ちてきた。
……これはヤバイんじゃないか? そう思った直後、頭の上に泥水が降ってきた。……なるほど、2段構えってわけか。なかなか知恵がまわるじゃねえか。
その翌日、仕事から帰ると、部屋の中には生ゴミが散らかっていた。
……いくら俺がずぼらな性格とは言え、部屋をここまで散らかしたことはねえぞ。それより、どうやって入ったよ。 …あ。窓、破られてるし。
とりあえず、宿の店員に金を渡して、窓の修理と掃除を頼む。
っつーわけで…いつもの酒場に逃走。そこでフォルネに会う。その日はフォルネんとこに泊めてもらうことにした。
別に、ナニかしようと思っていったわけじゃない。
ただ、最近は宿に帰っても妙に警戒したりして眠りが浅かったし、その前まで行ってたホープでも安眠とはほど遠かった。
だから誰かがそばにいれば眠れると思っただけだ。実際、ひさしぶりにゆっくり眠ったような気がする。
そして、さらに翌日。仕事帰りにミュレーンと会って、遺跡の話なんかをする。レックスまで一緒に…との依頼を受けた。
帰ったらカレンにも声をかけてみようと思いつつ帰ると……。
部屋の扉を開けた次の瞬間、足元に気配を感じる。………う〜ん、なるほど。毒蛇ときたか。なかなか新鮮かもしれない。…っていうか、ヤバイって。
仕事片付けるのに手こずって…さらに蛇かい。……とっとと片付けるに限る。
闇の精霊を呼び出してぶつけると、あっさりと蛇は動かなくなった。剣振り回すより手間かかんなくていい。そのまま、とどめをさして、窓から裏庭に放り投げる。
……あ。朝になってるし。……寝るぞ、俺は。
●ヘラスチョンペの思惑
これで大丈夫・・・・と、おもったら、あの男・・・・
あっちも警戒して同じ宿に2.3日連続では止まらなくなった。
・・・・・・こんなことでくじけてたまるか。ボクは彼女の王子様なんだぁ!!!
心残りとでも言うのだろうか
日付:(2000/07/05 07:59:26)
キャラクター名:ミニアス
・・・・いやさ、仕事の都合でカゾフにいる事はどうでもいいんだ。
それを誰にも言わずに来た事も、あとでコロムに・・・・まずったかも知れないけど、いいんだ。
やっかい事を頼んだラス・・・・
気になるというよりも、心配。
あのバカに言われた言葉がひっかかっているのかなぁ。
「君がもどって来るまでに、あの汚らわしい物を二度と君に近づけさせないようにしておくよ♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ん。でもあのバカ、いやがらせしかしないからいいか。
殺すとかいう事はプライドにかけてしない・・・とか言っていた事もあるし。
とりあえず、ラス・・・いや、カイに似合いそうなペンダントとか探しておくか。
それで一時的だけど、機嫌取ろうっと。
他人の心配か・・・・コロムの事以来だから、ひさしぶりなのかな?
●ヘラスチョンペの思惑
あれだけの事をやってもあきらめないか・・・ん?つき合っていた他の女とは別れたのか?
ま、まさか彼女一筋に切り替えたのか!!!
こうなったら・・・・おい、そこの女。おもしろい仕事があるんだ。どうだ?
理由:暑いから。
日付:(2000/07/06 02:17:30)
キャラクター名:ラス
「ラスさん、変なもの窓から捨てちゃ困りますよ」
宿の店員が何か言ってきた。その手に持ってるものを見ると…ああ、こないだ捨てた蛇か。
…あれ? 寝ぼけてない目で見ると…なんだ、毒蛇じゃねえのか。魔法使って損した。
昨夜は俺が帰ってくる少し前まで、古代亭で俺の名前をぶつぶつ呟きながら泣き続けてた女がいたらしいが…それもあの坊ちゃんの差し金だろう。
ほんとに「嫌がらせ」だよな。殺す気はないらしい。
って……そういう問題じゃねえだろ。まったく、よく飽きもせず続けるもんだ。なんだっけ…名前。
…っと、そうそう「ヘラスチョンペ」だ。…妙な名前。…さぁてと。馬鹿を相手にしてないで、仕事仕事っと。
「最近は随分とマジメに働くじゃねえか」
ギルドで、顔なじみの男に言われた。古代亭の親父にも言われた。…しょうがねえじゃん、仕事でもしてねえと、1日が長いんだ。
おそらくはレビゼアが振りまいてるらしい妙な噂とか、ヘラスチョンペが繰り出してくる嫌がらせとか…そんなのは別にどうでもいいんだけど。
そのへんから、ヘタに標的にされちゃまずいだろうと思って、何人か付き合ってた女とは距離を置いてる。
どっちにしろ、結局は自分の中でカイが一番だってことを確認したにすぎないし、それを確認するためだけの最近かと思うと、自分にうんざりだったし。
…にしても。胃の調子がヤバイ。
ストレス…だとかは考えたくない。
あんなふざけた噂をあちこちで振りまかれても。あんな馬鹿が何を仕掛けてきても。んなことはどうでもいいし。
っていうか、最近はものを考えたくない。噂のことも嫌がらせのこともロリエのことも…カイのことも。
暑いからだな、そう決めた。森と違って街の…特にここの夏は暑いからだ。
それでも、仕事でもしてねえと妙なこと考えるから…。
この後、ラスの周辺で、彼女がラスに捨てられたと泣きに来る事になった。
彼女はその楽しさのあまり、ミニアスの周辺でも「泥棒ネコ〜」などと叫んでいる。
今はゼフィランサスの活躍(?)により、神殿でお勉強(修正)中らしい。
●ヘラスチョンペの思惑
う〜ん。なんでだろう。害虫(ラス)を追い払っているのになんで彼女はあんなのと・・・・
いや、違う!!!
ボクが未熟だからだ!彼女の王子・・・つまり太陽となるべきには、まず・・・よし。髪を赤く染めるぞ!!
この数日後、たわいない事でミニアスの髪も赤くなる。
そのころ害虫ラスはパダの方に行っていた。
●ヘラスチョンペの思惑
天は我に味方せり〜♪
ミニアスとラス達の受難はまだまだ続きそう。
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