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No. 00153
DATE: 2000/07/27 12:25:52
NAME: パメラ,キャス
SUBJECT: 倉庫番日記
4月24日:貴族ヴォンホールの倉庫の番を始める。
報酬は日給、泥棒を捕らえるなどのめざましい活躍があれば追加報酬。
期限は本来の倉庫番が戻ってくるまでと言うことだった。
パメラ:「この倉庫、こりゃあたし達が住むにも充分だねぇ(笑)」
キャス:「まったくだ。貴族から見れば小さいのかもしれんが、これは家だぜ?
使い方を間違ってやがる。」
4月25日:敷地内で黒猫を見かける。番を始めた日からいたのでおそらく此処に住んでいると思われる。
また、この辺りの通りの人通りは少ないものであった。
キャス:「思ったより人が少ないな…泥棒が来ても追いかけるのは楽かも知れないな。」
パメラ:「それより、あの猫昨日からいるけどさ。可愛いと思わないかい?」
4月26日:特に変わったことはなかった。
4月27日:パメラが猫を餌付けしようと思い、近づいたがすぐに逃げ出してしまった。
パメラ:「そんなに怖がらなくとも何もしないのにねぇ(笑)」
キャス:「その大剣を抜き身で持っていれば誰だって怖がると思うぜ。」
パメラ:「あははっ。言われりゃそうだねぇ。今度は隠しておかないとまずいかな?(笑)」
4月28日:住んでいたと思われる猫が居なくなる。
キャス:「あの猫、いなくなったな。」
パメラ:「そうだねぇ。そんなにあたしの剣が怖かったのかな?」
4月29日:今日もあの猫はいなかった。
キャス:「少し、気になるな…」
他に変わったことはなかった。
4月30日:倉庫の方から物音がしたので行ってみると、倉庫番のもう一組が倒れていた。
キャス:「賊が入ったのかもしれない。俺は見張っているから貴族の所に知らせに行ってくれ。」
パメラ:「分かったよ。あたしが戻るまでは無事でいな(笑)」
キャス:「とりあえず、二人を起こした方がいいな…」
軽く頬を叩くと二人とも起き出した。どうやら眠っていたようで、
何があったか聞くと「泥棒が来たんだよ。」と答え、二人が襲ってきた。
二人いるうち、もう一人は魔術師だったようで眠りの雲を使ってきて、
キャスは不覚にも意識を失ってしまった。
起きたときには捕まえられた二人とパメラ、それにあの黒猫の姿があった。
黒猫は魔術師の使い魔であったそうだ。
キャス:「あの黒猫、やっぱり使い魔だったのか。だが、どうして奴らが捕まってるんだ?」
パメラ:「あたしが呼びに行って此処に戻ってくるときに鉢合わせしたんだよ。
こんな荷物持ってちゃすぐばれるって(笑)」
キャス:「確かに、馬鹿な奴らだな(笑)」
次の日に本来の倉庫番が戻ってきて今日で解散となった。
だが、直接泥棒を捕らえたというわけではなかったので、追加報酬は貰えなかった(哀)
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