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No. 00195
DATE: 2000/11/17 02:51:51
NAME: デリト(カルタルパーティー)
SUBJECT: 黒い「こねこ」探しの顛末
やれやれ、今回の依頼はエライ目にあった。
飼い猫探しの依頼中、関係ないと思って顔に落書きした肥満猫が大当たりだったという事に気付いたんだからな。
・・・なあ、カルタル?
あの猫の垂れたアゴ肉を持ち上げたときの驚きったらなかったよなぁ。
「誰が誰だか分からなくなるから、一度調べた猫には色を着けようぜ」と言ったことについては、皆が良い案だと思ったことも確かだから、とやかく言わないことにしよう。
だが、苦労して捕まえた猫をロクに調べもせずに、「こりゃあ見るからにハズレだ。腹いせに、こーしてやるぜ!うりうり」は無かったんじゃないのか?
そうやったのはお前なのに、なぜオレが依頼主から怒られなければならなかったんだ?
そもそもが、あんな丸々と太った猫を「こねこ」だなどという説明が全ての元凶・・・。
いや、あの依頼主からすれば、確かに”小”猫だったよ。
飼い主・飼い猫共に・・・そう、おおらかな体型でいらっしゃったからな。
仲の良いことだ。(苦笑)
ちょっと待て、ユニト。
お前は性懲りもなく野良猫に着色をして、どうする気だ?
もうその依頼は終わっただろう。
な・・・!?カルタルまでノーティに付き合って遊んでいるのか。(頭痛)
そうだなゴージック。
呑もう。呑んでみんな忘れよう・・・。
?・・・ああ、可愛く仕上がったなユニト。
カルタルには、どうも芸術的才能が欠如しているようだがな。(ジト〜)
文句があるのか?
・・・なんだ、その話は聞いたよ。
「きままに亭」に上着を返しに行った時、お前の曲にのって踊ってくれた女性がいたんだろ?
ああ、覚えてる。
楽しげに聞いてくれて、最後には拍手までしてもらったんだったよな。
あーあー、何度も何度も聞いた。
それはもう嬉しげに身振り手振りも交えて話していたからな。
「へっへ〜。俺の曲も満更じゃないんだぜ!」とかなんとか。
リュインさん・・・だったよな。
オレ達以外でお前の音色を最後まで聞けるような心の広い人が居たことに、正直驚いたよ。(笑)
・・・それじゃあ、”色彩感覚がどーしょうもないくらいにズレている”と言い直そう。
猫を魚みたいに着色してどうする気だ?
うぃっく。
ところでカルタル、ちょっとこっちに来い。
・・・お前は何も考えずにその話をしていたのだろうが、ノーティが悲しんでいたぞ?
何を喜んでいる!?(怒)
もちろん、真っ赤な嘘だ!!
ノーティはかえって安心していたぞ。
「(いきなり裏声で)あらまあ、カルタルもついに異性を意識しはじめたのね。良かったわぁ(はあとまあく)」・・・うぃっく。
あ?酔ってなんか無いぞ。
オレの頭はまだまだハッキリしている!うぃっく。
くっくっく。
しかし、あれは同年代の異性に言う言葉じゃなかったな。
まるっきり、姉が弟にでも言う言葉だよ。(にやり)
いいか?
お前もイイカゲン奥手すぎるんだ。
そもそもだな、オレがいつまでも、うぃっく。
うるさい、黙って聞け。
本当はオレがこんな事を言う必要はないんだ。
まあ、それこそどうでも良い事なんだがな。(溜息)
この話がイヤなら、他のネタでいじめるまでだ。
今回の依頼の結果についてはオレだって怒ってるんだからな。
お前の悪ノリのせいで、”また”報酬がオジャンになるところだったんだぞ。
デリトの機転に感謝しろ。
うぃっく。
なに!?
前回はオレのせいだっただと?
ふっふっふ、よく言ったな。
うぃっく。
そっちがそう言うのならオレだって・・・。
(以下、二人して吐くまで延々と口喧嘩が続く)
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