No. 00046
DATE: 2001/04/06 17:12:49
NAME: モルド
SUBJECT: 今までの人生・・・
今まで17年生きてきた俺。いったいなんだったんだろうか。
人間とは、これほど非力なものか。哲学とは・・・・・・
今でも思い出す。カゾフの潮風。家族とともに過ごしたカゾフでの6年間。
父からはいつも、魔法の凄さ、怖さ、そして、魔法は使いようによっては、
役に立ったり、害になったりすることを教えられてきた。
そして、6歳のころ、魔術師であった父ジョバンニの勧めで、オランにすむ魔導師の叔父ニクソン=クラース=ライトの元へ単身で修行に出された。
俺は、そのころから住み込みで、わずかの仕事ながら、仕事をし、叔父の持ってる魔法学、その他の雑学などの本を、読みあさった。それは、叔父、父の教えであった。
「これからの6年間は、とにかく、魔法学の理論や、雑学を身につけなさい。そして、どのように、魔法を発動させるか。を本で頭に叩きこみなさい。そうしたら、その後の3年間で魔術師ギルドに入学させ、実践を身に付けさせる。そのときは、特別待遇で入学させるから」と。
おれは、その言葉どおりに、9年間苦労して、雑学や魔法を体得した。
もっとも、10歳のころに父を亡くしたときはさすがに参って、1ヶ月ほど、ボーっとしてたがな。
おれは、ここ2年間、ずっと、学問をやってきたが、俺自身の哲学は何だろう。その鍵は多分信仰にあるのではないか。おれは、いま、大きな決意をしている。今こそラーダの洗礼を受けるべきだと。