絶望と希望の狭 間で
( 2001/09/10)
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作者
未記入
登場キャラクター
ルイン、メリープ、シムズ
「落ちた都市」レックスを横 目に蛇の街道を北へと抜け、エストン山脈の最南端の森へ入る。
そうして朽ちかけた立て札を頼りに二日ほど歩いたところに、ザルム村という比較的大きな村がある。
古くから鉄鉱石の鉱山を抱えたこの村は、目覚ましく大きな発展はないものの、
良質な鉄が豊富に採れるため、大国オランや冒険者の街パダへの鉄の輸出で
村人達はそれなりに満たされた生活を送っていた。
その平穏が破られたのは十余年前だった。鉱山が妖魔に占拠されたのだ。
当時の村長は数名の冒険者を雇ってこの事件に対応しようとしたが、彼らは戻っては来なかった。
(EP 「ある男の追憶」参照)
鉱山を失ったザルム村は次第に以前の活気を失ってゆき、村人達は妖魔に怯えながら
自給自足の生活で日々をしのいでいた。
だが、そんな生活も十年余り続き、いよいよ村人達の疲労と苦痛は限界に達しようとしていた。
移住など容易にできるものではない。耐えながらここで暮らすしかなかった。
このままではそう遠くない将来、村は滅びてしまうだろう。
村長は意を決し、一人オランに向かった。もう一度だけ、冒険者を雇うために。
そして、六人の冒険者がこの地を訪れ、鉱山に向かった。
(EP 「鉱山での一幕」「ピルカの日記」参照)
薄暗い鉱山の部屋の中で、その男と冒険者達は対峙していた。
いや、正確に言えば対峙とは言えないかも知れない。冒険者達は傷つき
それでも戦おうとしているが、向き合っているその男はほとんど無傷なのだから。
何かの研究室のような、鉱山にはおおよそ似つかわしくない部屋。
男はおそらく鉱山の一間を使い、私室に仕立て上げたのだろう。
床には壊れた机の破片や魔道書が散乱し、戦いの激しさを物語っていた。
(EP「今一度だけのVow&Hope」参照 )
「くくく・・・もう終わりかな?さっきまでの元気はどうした?」
その男〜ランズワードはさも愉快そうに笑い、ゆっくりと辺りを見回す。
視線の先には、大剣を杖にしてようやく立膝をつきながらも
ランズワードを睨みつける神官戦士の姿があった。
「ルインさん!無茶しないで下がって!あの人、楽しんでる!」
後ろから自分の名を呼ばれ、神官戦士〜ルインは悔しそうに後ずさる。
その身にまとった鎧は、ところどころが焼け、外れ、殆ど防具としての意味を成さないほどに
ルインの身体を露出させていた。
「大丈夫・・・?ごめんなさい。私が生命の精霊と交信できたら・・・。」
銀髪の少女が心配そうにルインの顔を覗き込む。
こちらはルイン程の傷は負っていないものの、白いローブの肩口の辺りから血が滲んでいる。
「気にするなよ、メリープ。俺はまだピンピンしてるぜ。」
無理をしているであろう事が容易に読み取れるルインの笑顔。
それでも少女〜メリープは安堵のため息を漏らし、弱々しくだがルインに微笑み返す。
「それにこんな奴に殺されたとあっちゃ、『喜びの野』でマイリー神に叱られちまう。」
そう言うともう一度ランズワードを睨みつける。
「『喜びの野』ねぇ・・・。薄汚い妖魔などに手を貸しておいて、まだ自分が
神に見放されていないとでも思っているのかい?困ったものだ。」
おやおやという表情でランズワードが挑発し、ルインは床に唾を吐き答える。
「ああ、少なくとも人に見放されたお前よりはマシだと思ってるさ。」
「そうかそうか。それは良かった。私も俗物どもに受け入れられようなんて
これっぽちも思っていないからねぇ。」
そう言って笑うランズワードのくぐもった声に呼応するかのように、彼の前にゆらりと人影が浮かぶ。
「くそ!またあいつらか・・・・!」
ルインは舌打ちすると、傷ついた体を「癒し」の奇跡で奮い立たせ、よろよろと立ち上がる。
その眼前には感情のない2体の骨人形が、がちゃがちゃとランズワードを守るように立ちふさがっていた。
「・・・これは、厄介ですね。」
発動体の杖を目の前に構えながら、先ほどまで後方で「魔力付与」の呪文を詠唱していた
黒髪の魔術師が重い口を開く。
恐らくパーティの中で最年長者であろうその魔術師は、落ち着いた、しかし怒りをたたえた瞳で
しっかりとランズワードを見据えていた。
あちこちが擦り切れて破れた黒いローブは、彼が後方で待機していただけではない事の確たる証だ。
「シムズさん・・・なんとかならないの?」
メリープが左手の松明から火蜥蜴を呼び出しながら魔術師に問いかける。
「確かに、これではキリがありませんね・・・。サーヴァントの魔力を解除する事が出来れば
何とかなるのですが・・・」
そこまで言いかけると、魔術師〜シムズは悔しそうに口を紡んでしまう。
「どうしたの?」
「私程度の魔力では、どうにもなりません・・・。到底あの男には敵わないでしょう・・・。」
「・・・そんな。このままじゃルインさんが倒れちゃうよ。どうすればいいの・・・?」
シムズが唇を噛み、メリープは彼と、傷つきながら大剣を構えるルインを交互に見やる。
「・・・娘、らしくない顔をするな。オマエがそれでどうする・・・・?」
困惑するメリープの前に、ふた周りほど大きな影が踊り出た。慌てて声のする方に目をやる。
「オルガ・・・あなたは平気なの?さっき腕に傷を・・・。」
オルガと呼ばれた片耳のコボルドは、守るようにメリープの前に立ちはだかると、
手に持った細剣を垂直に構える。
オルガはコボルドチーフだ。通常のコボルドより知恵と体格に恵まれ、
ある程度の言語ならば理解する事ができる。
今は訳あって相容れない存在であるはずの人間達と共に戦っているが、
本来ならこの鉱山のコボルド達を指揮し、導く立場にいる。
「ワタシの傷などはどうでもいい・・・。ヤツに殺された同胞の痛みに比べればな・・・。
それに・・・増えたのなら、減らせば良い。それだけだ。」
「そうだよねっ!倒せばいいんだよね!私、何弱気になってたんだろう。」
「コボルドに諭されるとは思ってもみませんでしたが、その姿勢は見習うべきですね。
ルインさん、その剣に魔法をかけます!サーヴァントを!!」
メリープの火蜥蜴が踊り、オルガが身を翻して骨人形に向かっていく。
シムズは目をつぶると新たな呪文の詠唱を始める。
「本当は怖いのだろう?くっくっく・・・。
そうやって自分の感情を押し殺して、絶望を無理に希望へ変える・・・。
実に非生産的な行為だ。そんな事をしても、いずれ待っている死が辛くなるだけだろうに・・・。」
「減らず口もそこまでだぜ!!」
ルインがもう一体の骨人形に向かって大剣を振るう。
「
万物の礎たるマナよ!紅蓮の炎、切り裂く力となりて彼の者の剣に宿れ!
」
その刹那シムズの呪文が完成し、巨大な刃が炎を帯びる。
そのまま振り下ろされた大剣の重さと熱に耐えかね、大剣を受け止めた骨人形の体が
ギシギシと音を立て始める。
「マイリーよ、彷徨える骨の従者に魂の安息を!」
ルインがもう一度剣を振り上げると、剣閃が炎の帯を伴って骨人形を砕く。
「無駄だと言っているのにねぇ・・・。こんなものは捨て駒だ。躍起になって戦うだけ愚かだというのに・・・。」
ランズワードは壊れた玩具を見るように、崩れた骨人形をちらりと一瞥する。
「それに、材料はいくらでもあるからねぇ・・・。」
「・・・材料、だと・・・?」
シムズの表情が一瞬、凍りつく。
「・・・どうしたのシムズさん・・・?材料って・・・・。」
怪訝な顔で尋ねるメリープに、シムズは苦悩を伴った表情で答える。
「・・・ボーンサーヴァントを生み出すには、ある程度質量を持った生物の骨が必要なのです・・・。
今、我々が戦っているサーヴァントの基になった骨は、恐らく・・・」
メリープがはっとしてオルガの方を見る。オルガは残った骨人形と切り結んでいた。
「・・・今頃気がついたのかい?揃いもそろって頭の弱い俗物どもだ・・・。」
シムズとメリープの表情を読み取り、ランズワードがにいっと笑う。
「コボルドの骨だよ。使えなくなった奴を殺せばいくらでも手に入る。」
「いやあああああッ!!」
狂気を帯びたランズワードの笑い声と、メリープの悲痛な叫び声が交差する。
「貴様ぁぁっ!これ以上死者を冒涜するなあッ!!」
「許せない・・・。許さない・・・・!!」
ルインが怒りを露に大剣を振りかざし、メリープが火蜥蜴の力を借りた炎の矢を放つ。
「許さなければ、どうだというのかね?」
炎の矢を魔法の障壁で受け止め、ランズワードが杖を掲げてゆらりと左手を動かす。
「
燃え上がるもの・・・・・・破壊するもの・・・・・・焼き尽くすものよ・・・・・・
」
その瞬間、周りの空間が歪む。
「ルインさん下がってください!その呪文は・・・!」
シムズが叫ぶのと、ルインが飛び出していったのはほぼ同時だった。
「・・・間に合って!」
いち早くランズワードの異変に気付いたメリープは、肩から下げた水袋の蓋を外し、
慣れ親しんだ精霊に呼びかけた。
「水乙女、お願い!私達を炎から守って!!」
さらに空間が歪み、凄まじい炎と衝撃波が辺りを包み込む。
メリープの精霊魔法が何とか間に合い、爆発の炎と衝撃はいくらか防げたが、
それでも至近距離での「火球」は驚愕する程の破壊力だっだ。
爆発のもっとも近くにいたルインは、片膝をついて歯を食いしばりながら、痛みに耐えていた。
メリープは力をほとんど使い果たしたのか、座り込んで辛そうに肩で息をし、彼女を守るように
しゃがみこんで剣を構えているオルガもまた、ひどい火傷を負っていた。
少し離れた所にいたシムズは、衝撃波による被害こそ皆より軽く済んだものの、
やはりローブのあちこちが焼け焦げていた。
「くく・・・。オルガ、思い出さないか?この光景。あの時にそっくりだとは思わないかい?」
傍らに最後の一体の骨人形を従えたランズワードが再び辺りを見回し、くぐもった笑い声を上げる。
「・・・・・・キサマ。キサマはあの時・・・!」
オルガは思い出していた。自分の主を、仲間を、そして左耳を奪われた時の事を。
ランズワードはその時も、躊躇なくこの呪文を放った。自分の仲間を犠牲にしてまで。
「あの時お前を生かしておいてやはり正解だったよ。またこうして楽しませてくれたのだからねぇ・・・。
・・・おやおや、そっちのお嬢さんは息があがっているじゃないか。もうそろそろ限界かな?」
オルガがランズワードを睨み付け、ぐるると唸った。ランズワードはわざとらしく続ける。
「後はお前を殺せば終わりだ。何も知らない従順な犬どもは、お前を待ち続けるだろうねぇ。
そして可愛い可愛い草原妖精のお嬢さんは、暗い部屋で一人寂しく死んでいく。可哀想にねぇ。」
(・・・この人、そこまで知ってるの・・!?)
今にも飛び掛ろうとする勢いのオルガの腕にそっと左手を添え、なだめながらも、
メリープはランズワードが心底憎いと思った。
それと同時に、こんな時に何も出来ない自分の無力さが無性に悔しかった。
地に付いた右手をぎゅっとを握り締める。
その時、こつりと指先に触れるものがあった。
(・・・これは?)
メリープは「それ」を拾い上げ、はっとして石壁を見回す。どうして今まで気がつかなかったのだろう。
ランズワードが油断している今なら・・・。
そう思い、祈るような気持ちでシムズの方を見る。
自分の中に浮かんだ考えをシムズだけに伝えたいが、風の精霊がいないこの鉱山ではそれも出来ない。
それでもシムズの目を見つめた。思いが届くように。
メリープの真っ直ぐな瞳に何かを感じたのか、シムズは全てを悟ったように頷き、
目をつぶると、ゆっくりと杖を掲げ、詠唱を始める。
「
万物の始祖の怒号・・・その白き刃・・・轟音もて貫け・・・・・
」
「ん?おやおや、何を始めるのかと思えば『雷撃』かい?
これ以上力の無駄遣いはしない方が身のためだと思うがね・・・。」
ランズワードが余裕の表情を浮かべて魔法の障壁を張り、呪文に備える。
シムズの放った雷撃はやはり思ったほどの効果を上げられなかった。
が、慢心がランズワードの心に僅かな隙を生んだ。
メリープはその瞬間を見逃さなかった。
「
あまねく大地の精霊よ!力を貸して!!
」
メリープが叫ぶと、ランズワードの周りの地面が盛り上がり、その体を包み込むように隆起し始めた。
「何だと・・・!何をした!?」
ランズワードの表情が一変する。そんなはずはない、と。
あの娘は力を使い切っていたはずだ。精霊魔法など使えるはずがない。
だが、現実にはランズワードの下半身は大地の精霊の戒めを受け、身動きが取れなくなっていた。
「ここは、鉱山だよ。大地の精霊達が私に味方してくれるの。ずっと独りぼっちだった
あなたには分からないでしょうけど。」
メリープが強い意志をたたえた瞳でランズワードを見据える。
「オルガ!今のうちに!!」
そしてそのまま精神を集中させながらオルガに呼びかける。
「・・・すまぬ、娘!!」
オルガが細剣を構えなおして立ち上がり、駆け出す。
だが骨人形に行く手を阻まれ、苛立たしげに組み合う。
このままでは近づけない・・・その時、視界の隅に膝を落としたルインの姿が目に入り、
オルガは力の限り叫んだ。
「頼む、ワタシの代わりにお前がヤツに止めを刺せ!!」
ルインは答える代わりに歯を食いしばりながら無言で頷くと、
戦いの前にオルガから借り受けた腰の長剣を引き抜く。
そのまま立ち上がり、ランズワードへ向かって駆け出す。全身が焼ける程痛い。だが今を逃せば次はない。
「うあああああああああ!!!」
「貴様ぁぁぁぁ!!」
ルインの叫びとランズワードの叫び、どちらともつかぬ叫び声が部屋の中に響いた。
「・・・死の瞬間というのも、なかなか興味深いものだ・・・・・・・・・。」
それだけ言うと、ランズワードは事切れた。
ルインが肩で息をしながら、その胸から剣を引き抜く。
「・・・・・終わった・・・な。」
青年らしからぬ力の無い薄い笑みを浮かべて、ルインは「仲間」たちを見る。
「うん。私達、生きてるんだよね。」
ゆっくりと立ち上がりながら、メリープがそれに答える。
「・・・シムズ、分かってくれてありがとう。」
そのまま振り向き、屈託無くシムズに笑いかける。この鉱山に入ってから、初めての心からの笑顔だった。
「いえ、私はただ自分に出来る精一杯のことをしたまでです。・・・・・・それにしても、メリープ?」
「なあに?」
多少訝しげな表情のシムズに、にこにこと答えるメリープ。
これがついぞ戦いを終えたばかりの冒険者の顔だろうか、とルインは苦笑した。
そんなルインの表情には気付かないのか、シムズが続ける。
「先程あなたはかなりの力を費やしていたように見えたのですが、なぜあのような
強力な精霊魔法が使えたのです?」
「あっ、あれ?あれはねぇ・・・。」
悪戯がばれた時の子供のような顔をして、メリープが前に突き出した右手をそっと広げてみせる。
その手の中から、弱々しく青白い光を放つ小さな石が姿を現し、覗き込んだシムズの顔を微かに照らす。
「・・・それは、魔晶石・・・・ですか?」
「そ。戦ってる時に壊れた机から出て来たのね、きっと。さっきまで気付かなかったんだけど。
もしかしたら、これで大地の精霊の力が借りられるんじゃないかって思ったの。」
「・・・ふふ、そうか、なかなかのサクシだな、娘!」
そのやり取りを傍で聞いていたオルガが愉快そうに笑う。
「これのおかげで勝てたんだもん。感謝しなきゃ。あっ、あとみんなの力だね!」
メリープはにっこりと笑うと、大事そうに持った魔晶石を胸の辺りでぎゅっと握り締める。
「本当にカンシャする・・・。すまぬ。」
「気にすんなって、俺達はピルカが無事に帰って来るならそれでいいんだからさ。」
オルガが済まなそうに呟き、それにルインがやっと青年らしい笑顔で答える。
「さてと・・・んじゃあいつらと合流して、さっさと帰るとしますか!」
地面に落ちた大剣を両手で拾い上げながらルインが軽口を叩く。
メリープも微笑みながらルインに同意するが、シムズだけが少し曇った表情をしていた。
「ん?どしたシムズ。傷が痛むのか?」
「・・・いえ、そうではありません。ただ・・・・・。」
「ただ?」
メリープが不安げな顔でシムズを覗き込む。
「気になるのです・・・・。我々の行動が全て筒抜けだった事が・・・・・・。」
「筒抜けだって何だって、もう奴は倒しちまったんだし、いいじゃないか。何が気になるんだ?」
少し苛立たしげなルインの問いに、うつむき加減のシムズが続ける。
「あの男は、我々がここに来る事も、ピルカの事も全て知っている口ぶりでした・・・。
当然、あの遠見の水晶球があっての事でしょうが・・・。」
そして、先程の激しい戦いに巻き込まれ壊れてしまった古代の遺物の破片をちらりと見ると、
一息置いてからそっと告げる。
「彼ほどの男が、それを黙って見過ごすと思いますか?」
「・・・どう・・・・言う事だ?」
「つまり、我々はここにおびき出されたと言うことです。
唯一我々と意思疎通ができるオルガを殺しておけば、コボルド達は我々が
オルガを裏切ったと錯覚するでしょう。ピルカも無事では済まないはず・・・。
もし仮にコボルド達が大人しく待っていたとしても、オルガのいない今、
集落は著しく統率力を無くしています。」
「ねえ・・・それって、もしかして・・・・・。」
「集落が狙われてるって事か!?」
メリープの顔からさっと血の気が失せ、ルインが飛び出しそうな勢いでシムズに詰め寄る。
「・・・恐らくは二重の策・・・その可能性は否定できません・・・。」
「・・・・・く、やってくれる・・・!今攻め込まれては・・・・・!」
悔しそうにオルガが低くうなる。
復讐の念に駆られ、ここまでついて来た自分の浅はかさを呪うほかなかった。
「とにかく、急いで戻りましょう!!」
メリープが悲痛に呼びかけ、一行は戦いの傷も癒せぬまま、ランズワードの部屋を後にした。
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