奇妙な依頼で 一枚の羊皮紙
( 2003/10/23)
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作者
うゆま
登場キャラクター
ホッパー
僕の前に一枚の羊皮紙がある。
”二、三日、郊外の館にて滞在して欲しい。詳しきは「白鼠」亭まで ヒュース”
裏にはこうあった。
”人数はなるべく、三人は欲しい”
この依頼を紹介してくれた”きままに”亭の店員の人が言うに。
「ヒュースっていう人は、この館の留守を任されている、いわば管理人さん」
場所は・・・オラン郊外、開けた丘にぽつんと立つ一軒の館。
それにしても、奇妙な依頼。
ただ滞在するだけでいい・・・そういう内容の依頼。
丁度其の時にカウンターに同席していた三人。
コアンさん、アルファーンズさん、チックさんから色々と情報(噂含む)が出た。
コアンさん曰く。
「・・・ここ数年、空き家になっている館の事ですよね、これ?・・・」
アルファーンズさん曰く。
「・・・知り合いがこの間、この館の近く通ったときに妙な影見たとか・・・」
「・・・別の奴が変な音聞いたとか抜かしやがって・・・」
エルフのチックさん曰く。
「・・・なにか裏があると見たほうがいいんじゃないでしょうか?・・・」
・・・聞いていると、危険な怪物や幽霊を想像してしまった僕であったり。
まぁ、でも。
一応は店を通した依頼である以上、騙されるような依頼じゃないと思う。
この依頼、受けるかどうかは話を聞いてからでも遅くない。
尤も、僕の蓄えに余裕が無くて、困っていることを考えると・・・
・・・たぶん、受けるなぁ。
寝る前に、苦笑いして、僕は依頼人に会う事を決めた。
だって、僕が出来る依頼って聞いた以上、受けないと損かなと。
「グゥ、ドゥ、ガァ、オゥ・・・」
先日習った巨人語の基本発音を復習して、今日は寝る。
そういや・・・
ノースクリフさんって人もいたな。
チャ・ザの神官さんで、ちょっと変わった人。
機会があればまた話を聞いてみたいと思った。
「ふぁー・・・」
欠伸をして、今日は寝る。
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