きままに亭　エピソード

衛視の日常に落ちる何気ない話し(２)(2004/07/03)

作者

うゆま

登場キャラクター

ワーレン

うーん・・・まぁ、なんだ、折角の暇な時だ。
　ちょいと簡単な謎かけでもやらないか？
　なに、別に分からなかったら何か奢れとか言わない、さ。
　気楽にいこう、ぜ？

【婆さんの行動の謎】

　万年腰痛で悩んでいるカミロ婆さんってのがいるんだ。
　んで、いつも挨拶するたびに、二言目には”腰が痛い痛い”て言うぐらいに、な。

　俺は「だったら腕のいい薬師がいる施療院を頼るか、神殿で寄付して奇跡で治して貰え」と言った。

　だのに、婆さんは何故か防具屋へ行ったんだ。

　何故、カミロ婆さんは施療院か神殿かに行かないのか？
　何故、防具屋に行ってしまったのか？

　その理由が分かるかい？
　まぁ、簡単に考えて、な。

「おっと、答えは次に、な？」

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回答

「答えは・・・婆さんは防具屋の店番だから、さ」

　・・・

　至極当然だろ？
　大事な仕事をほっぽる訳にもいかないし、な。

　・・・

　あんだよ、その納得いかなそうな顔は。
　おっと、分からなかったから、今日の仕事の報告はお前ナ。

　え？

　言ったろ、”奢れとは言わない”と言ったが・・・
　”何かをしろとは言わない”とは言っていないだろ？
　つーわけで、上司に報告宜しく、な？

　・・・

　同僚一人、呆れ、怒ったのは言うまでも無い。
　まー、確かに反則で詐欺かもな、これ・・・

　ま、いいか。