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伝言
ルギー [ 2001/09/29 3:14:40 ]
 デリュージャンの野郎が、妖魔退治に参加しようとしている事を知った。
こっちに声をかけてこねぇってことは、今俺がなにかと忙しいのを知ってるからか…?
まぁ、たまたまこの間仕事で組んだだけの間柄…見てぇなもんだからな。
奴がなにしようと関係ねぇ…っていえば、関係ねぇな。

テラスで歌っている時に、奴の声が下から聞こえたが、下には降りなかった。
多分しけた面でもしてんだろ、俺にそんな顔を見られるのが一番いやだろうしな。
酒を奢るのは、妖魔退治から帰ってきてからにしてやろう。

……それまで面を会わせねぇ方がいいかもな……。

よくこの木造建築の酒場には飲みにくるのは知ってる。
だから店員に伝言を頼んだ。

『行くなら死なないで帰ってこいよ、酒はそのあと奢ってやる』

俺は帰ってくるまでいつも通り、仕事の日以外は夜にはテラスで歌でも歌っているさ。