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博打とお宝
レオン・クライフォート [ 2002/03/18 10:41:10 ]
 場末の酒場でひょんな事から手に入れた小筒。
戯れのつもりで軽く遊んでいたが、運良く(?)一人勝ち。
博打の借金のかたに取り上げたものだから大して気にはしていなかった
が中身は微妙に怪しげな内容だった、と言っても俺には古代語は読めな
いのでそこに描かれているのはレックスの土地を記すものとやけに古臭
いものという事ぐらいしかわからなかったんだが・・
酒場に飲みに行ったついでにその場にいたラスやカーナに見せてやると
カーナ曰く、地図が古く真偽の程も博打、本物だったとしたら首尾よく
宝を得られるかも博打。結局博打三昧だと言われた。(笑)
博打とは縁のない性格だとは思っていたがいつのまにかそんな事になっ
ているとは面白いものだ、博打なんてのはこういうところから徐々には
まっていくものなのかもしれない。
ラスの方はといえば、最初の内は酒の肴に眺めていた程度だったが途中
からは目を爛々と輝かせながら羊皮紙を見つめている。
近々他の遺跡に行くと言っていたが、続きの羊皮紙は無いのか?と聞か
れたり、あまりに熱心に眺めているので遺跡探索の準備で忙しい中に悪
い事をした・・とはまったく思わずに事のついでに古代語の解読を頼む
事にした。奴の心にまた新しい火を着けてしまったかな?
春も間近で本格的に動き始める最初のお仕事が博打まみれだとは俺もヤ
キが廻ったもんだ。
お・・・あったあったこいつだ・・・(ゴソゴソとベッドの下に転がっ
ていた小筒を懐に入れる)
さてと・・残りをラスに渡しにいくとしよう、また博打の始まりだ。
 
お宝と手紙
ラス [ 2002/03/20 5:41:48 ]
 酒場でレオンに、薄汚い羊皮紙を押しつけられた。下位古代語が綴られた羊皮紙1枚。
目を通してみる。…………足りない。っつーか、途中から始まって途中で終わってる。
「解読してくれ」と頼まれたから、続きを持ってきたら、暇なうちなら読んでもいいと返事をした。

もともと、「解読」と呼べるほど難解なものでもない。古代語と言っても上位じゃないんだから。
そう思いながら、部屋で羊皮紙を読む。
……いや、やっぱり「解読」だ。
薄汚い上に、ところどころ穴があいていて、文章がつながらない。
レオンが持ってきた、前後の羊皮紙も続けて読む。

すり切れて穴があいた場所がなぁ…と思いつつ、別の羊皮紙に共通語で意味を書き取っていく。
俺の手元を覗きこんで、カイが聞いてきた。
「……ラス、これ…なんて書いてあるの?」
……馬鹿言うな。共通語だろ。ロビンの馬鹿じゃあるまいし、読めないほど汚い字を書いた覚えは……。
手元を見直して気が付いた。………途中からエルフ語になってやがる(滅)

めんどくせぇから、書き直すのは後日にして……。
中身、か。
これって……手紙か? ヴェラールとかいう古代の魔術師らしき名前は出てくるが、その他の主語が「私」だ。

「私」が「ヴェラール」に宛てた手紙…のような。
レオンから預かった羊皮紙は全部で3枚。地図が1枚と、その前後に添えられた別の2枚。
そして、それも結局、途中で終わってやがる。手元にある分もかなり、途切れてる。
愛の告白なのか、別れ話なのか、引っ越しの挨拶なのか………。
なんか聞いたことある詩が引用されてるのは分かんだけど………。
さて、どこで聞いたんだったか……古代語の詩なんぞ、酒場じゃあまり聞かないし。

ん〜〜〜…………駄目だ。散歩行ってこよ。
 
手紙と魔術師
ラス [ 2002/04/07 0:14:28 ]
 (こんこん)
おーい、レオン、いるかー? あ、いたいた。ほら、こないだの。
こっちが元の文献で、こっちが翻訳したのを共通語で書いたほう。
暗号かもと思って、エルフ語で書き並べたのもあるけど……いる?

(頭ぼりぼり)
あ〜〜…それなぁ。そうそう、場所が今いち不明なんだって。
地図も微妙なとこで途切れてるし。
ただ、引用してる詩がどこからの出典かがわかれば、ある程度は推測できるかもな。
ああ、なんかそれっぽいことが、手紙の文面に書いてあるから。

……馬鹿。わかれば、って言ったろ?
わかんねえから、場所が不明だってんだよ。
仕事の合間に知り合いの賢者とか魔術師探してみたけど…こういう時に限って誰にも会わねえのな。
おまえ、魔術師の知り合いとかいねえの?
こういうことは、俺とかよりそっちの奴らのほうが詳しいぜ?

とりあえず、時間切れだ。そ、俺、明日っから遺跡。っつーことで、ここで野郎の顔見てる暇ねえんだ。
なにせ、いろんなとこから「出発前には顔見せてねー」なんて声かけられてんでね(にや)
じゃーな。俺の仕事は終わり……っと、忘れてた。
ただ働きはしねえ主義だって言ったろ? 翻訳料、よこせ。
(爽やかに手を出す)