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下水道、げっついど〜
ニィノ [ 2002/08/17 4:26:19 ]
 きままに亭で出会ったイシュメルとゆーファリス神官のお兄さん。
とっても広いオランの下水道の中からとっても小さい指輪を探さにゃならんそーです。
すごいです。大変です。ワラの中から針を探すほうがマシです。
しかも途中に変なオジサンがいっぱいいて通してくれないのだそうです。
多分、盗賊ギルドの関係者でしょう。
で、俺が説得兼探索員その2として付いていってあげました。人手は多いほーがいいのです。
説得らしい説得もなく、通過はできました。同業者のお仕事は邪魔しちゃあイケませんもんね。

・・・そんなコトよりも、ホントにこっから探すのかい?
<b>死にたてホヤホヤの鼠とか、半腐りの猫とか、元気なムカデとか、ハイテンションなゴキとか。</b>
まったく探して2日目になりますけど出てくるのは目を合わせたくないブツばっかだよ。
<font size=5>次に変死体出てきたとしても驚かないよ、俺。</font>
明日見つからなかったら捜索は打ち切り。あ〜あ・・・。
 
唸れ抜刀術
イシュメル [ 2002/08/17 10:10:50 ]
 指輪探しの最終日、早速探索を開始する。
いきなりでけぇ百足が現れる。
「フォウリー流抜刀術、霧散っ!(←居合い)」
次はでけぇ鼠の群れが現れる。
「フォウリー流抜刀術殺法、草薙ッ!(←なぎ払い)」
そして剣の当たり難い空中から血ぃ吸いそうな蝙蝠。
「フォウリー流抜刀術神式、虚空閃ッ!(←神聖魔法フォース)」

「ちょっとちょっと、暴れてばかりいないで探すの手伝ってくださいな!」
同行している草原の坊主(ニィノ)がわめきたてる。
「うるせぇ、チャンバラはゴメンだといったのはそっちだろう。俺が出てくるわけのわかんねぇ奴相手にしてやってんだから、あんたはその間黙って探しやがれ!」
・・・最後の蝙蝠を切り伏せ、俺も下水漁りを続行する。
見つかるわけねぇだろと思いつつも、結局5日間も探しちまったな。
「おい、草原の。なんか良い方法でも思いつかねぇのかよ」
理不尽な俺の言葉に、草原の坊主が顔をしかめた。
 
五月蠅い抜刀術
ニィノ [ 2002/08/17 17:18:01 ]
 あぁ・・・・アタマがガンガンする。
イシュメルの声ってデケーし。下水道ん中だから素晴らしく響くし。
俺に夜泣きかんのむしの弊害が出たらどーしてくれんのよ。

「おい、草原の。なんか良い方法でも思いつかねぇのかよ」

むか。んなモン、アンタの信仰神にでもご意見あおいでくれ。
・・・・?なんだぁ、あの鼠・・・・しっぽに変なモンくっつけちゃってさ。
おっかし〜〜〜の・・・・。
あ!アレはもしかして!!
イシュメル!あの鼠!鼠捕まえろーーーー!!

齧歯類との死闘により、指輪なんだか何なんだか、とにかく輪っかモンをゲット。そして右手が血みどろ。サイアク。
(左手に鼠ぶら下げたまま)イシュメルぅ・・・・いつまで「草むしり」とか
「ムサイ」とか叫んでんの!!全くこれだから最近の若いモンは!ガミガミガミ・・・

 
迷い人
イシュメル [ 2002/08/17 18:58:39 ]
 神に祈ってみつかりゃ苦労しねぇよ・・・(といいつつも一応祈る)

はぁ、鼠?尻尾?
確かなんだろうな。まぁ良い、追うぞ。
一際でけぇ鼠を追いかけ、下水を右に左に左に右に。
草原のが投げたダーツが突き刺さり、止めを刺したかと思えば逆襲にあう。

数秒後、右手を噛まれた草原のがようやく仕留めた鼠と指輪らしき輪っかを左手に持って少し後ろを走っていた俺のところへ戻ってきた。
「なんで援護してくれないの!」
・・・バカか。草原のと鼠の全速力についていける人間がいるかよ。
(ムサイとかガミガミ言っているのは無視してわっかを観察)これは・・・よくわかんねぇけど高そうな金使ってるな、よし間違いねぇ。
「お手柄だったな草原の。その右手の怪我はサービスとして治してやるから心配するんじゃねぇよ。最も、病気になったらそこまで責任はとれねぇけどな(ククク)」

さ、帰るか。
「それで草原の。俺たちどっちから来た?」
「・・・・・・」
・・・なんでそこで無言になる。
 
フォウリー流抜刀術、道標
ニィノ [ 2002/08/18 1:33:34 ]
 お兄さん、なんちゃら抜刀術の使い手とやらなんだから鼠の行動ぐらい
見切ったっていいじゃないですか・・・ぶつぶつ。
・・・って、おおお?手の痛みが無くなった〜!すげぇ、さすが治癒魔法!
お兄さんも一応は神官だったんですね。

うんうん、コイツで間違いないなら指輪発見めでたしめでたし。

「それで草原の。俺たちどっちから来た?」
・・・めでたくもあり、めでたくもなし(涙)

提案、そのいち〜い!鼠の帰巣本能に頼る。あ、既にご臨終でした。アハッ♪
・・・ボケたんだから突っ込んでよ。っつーか、とうとうアタマに小人さんが
生えたかみたいな目で俺を見ないでよ。
提案そのに〜〜!(ぐさっ!パタン)短剣が倒れた方向に向かって進む!
・・・真っ直ぐ下水道の流れの中へ身を投じよって言ってきやがったよ。
わかってるよ、冗談だよ。だから試しに俺を放り込んでみようとか思わないでよ。
では、本場の提案そのさーん!俺たちは水の流れと同じ方向に進んできた。
だから戻ろうと思えば、その逆。水の流れとは正反対の方向へ行けばいいのさ♪
えっへん!!
・・・わかってるよ、道が左右に分かれまくっててどっち行っていいかワカんないよ。
あ(ポン☆)。提案そのよん、これが左、次が右、そんで次が・・・え?
何でワカるかって?アンタが行きがけの駄賃に屠っていった鼠とかムカデが
転がってんだよ。あと俺が投げまくったダーツも落ちてるよ。
・・・わかってるよ、ほとんどアンタのおかげだよ。アンタは偉いよ。
だから鼻高くしないでよ。一角獣になっちゃうよ。あとダーツの回収手伝ってよ。
 
無事終了
イシュメル [ 2002/08/18 2:08:28 ]
 草原の坊主の機転で、どうにか地上へ戻ってこれた。
勿論、道中にあるすべてのダーツは回収した。
依頼人からも報酬を貰い、全て解決だ。これでしばらく食っていけるな。
今回のは、生活費の足しにしかならなかったが・・・ま、なんとかなんだろ。
ご苦労だったな、草原の。世話になったぜ。
・・・なんだその目は?
「世話賃に飲み物くらい・・・」
ふざけたこと抜かすんじゃねぇ。
正義の鉄拳が草原の脳天に炸裂した。