| MENU | HOME |

帰宅
ラス [ 2002/11/20 0:31:30 ]
 最近、本を読むことが多い。
カレンには意外そうな顔をされた。
俺ってそんなに、読書に縁がなさそうに……ああ、見えるか(納得)。

人に聞かれれば、上を目指すだの何だの、かっこつけたこと言っておくけど。
結局それは結果論に過ぎない。
最近、妙に人酔い…っつーか、「精霊酔い」がキツイ。
だから、それをどうにかしようと思ってるだけだ。
それをどうにかするってことは、上にいくことにもなんのかな、と漠然と。

ま、それはともかく。
そんなこんなで精霊使いが書いた本やら、精霊のことを研究した本やらを読んでみる。
が、あまり参考にはならない。もともと、精霊使いってのは研究者には向いていない。
そして逆に、研究者は、精霊使いには向いていない。

ただ、そんなガラにもない読書の中で拾いものをしたのは確かだ。

精霊に関する遺跡が云々、と書いてあったのは下位古代語の本。
そしてたまたま、その後に読んだ本で、その遺跡に関する別の情報が。それはエルフ語の本。
最初の目的はどこへやら。いつの間にか、その遺跡を調べるほうに熱中してた。
あげくに、その調べ物目的で、パダにまで足をのばして。
自分はやっぱり冒険者だったのかと、妙なところで再確認した。

家の留守はファントーに任せといたが……さて、予定よりも帰りが遅れちまったな。
玄関の扉を開けると、まずクロシェが一声鳴いて飛びついてきた。
…………待て。何故俺にしがみつく。
そして、クロシェに一足遅れて、ファントーも駆けつける。
おまえ、その顔…………ぶっ!(吹き出す)

とりあえず、クロシェVSファントーの、勝者はどっちなのか、聞いてみることにした。