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わんころ
コロム [ 2002/12/15 7:14:32 ]
 トロール退治(といっても飯炊き係)の打ち上げで、指揮した男爵の宴席に出かけた。
その帰りによったきままに亭で、ラスにカレンからプレゼントされたブレスレットが似合っていると言われた。
前々から密かに目を付けていた物だったのでとても嬉しかった。
カレンはわたしの気持ちが分かっている。でも、それほどわたしはカレンのことを分かっていない。
ラスの髪をぐしゃぐしゃにしたのは八つ当り?
ケイの口をビロ〜ンと伸ばしたのは八つ当り。

ラスからカレンに伝言を言付かった
「今度、俺んちに来い」
誕生日に祝いをもらったから、そのお返しに渡したいものがあるそうだ。
単に俺が、古代亭まで足運ぶのが面倒なだけだとも言っていた。
神殿で子供の面倒を見るようになってから、仕事かえりによる事が少なくなったらしい。
さみしいのかと思って、わたしが遊びに行こうかと言ったら強く拒否された。
馬鹿ネコと戦って部屋をめちゃくちゃにした前科があるか断わられてあたりまえか。

冒険者として。ずいぶん腕が太くなってきた。
女の子としては問題だ。
冒険者としては開き直るしかない。
女としてそれでもいいと言う人を探すしかない。
わたしにはカレンが・・・でも実力の差は雲泥ほどある。
一緒に冒険したいけど、足手纏いにしかならない。
甘えすぎているから?
一人前の冒険者になりたい。
 
酒と学者
コロム [ 2003/01/05 4:17:14 ]
 今日の夜食はスープをいただこうと思って、わざわざきままに亭にまであしを運んだのにわたしが着いた時にはもうスープは無くなっていた。
最後の一食を注文したのはケイだった。
わたしの目は口ほどにものを言う作戦は成功し、スープを半分分けてもらった。でも、このまま卑しい女と見られるのもなんかいやだもんでお返しにパンを2人で分け合った。
というわけで夜食は半スーパンです。

半スーパンを食べていると魔術師風の学者さん(ユースフ)が訪れた。
彼は独創的な精霊研究をしているのか、ただ単にわたし達をからかっていたのか?
紙一重の境界線に立つ人というのを見てしまったのかもしれない。
 
怠惰な幸せ
コロム [ 2003/01/19 5:12:50 ]
 ずいぶん前から決めていたこと。
ただ、なかなか言い出せなかった。
言わなければ幸せは続いていく。
人は幸せなら、更に1ランク上の幸せをのぞむ。
わたしも其の幸せを望んだ。
一つのものを得るには今ある一つを捨てなければいけない。
アルファーンズが予想外の報酬を貰った為、わたしにおごってくれた。
ブランデーを一気にあおり、お酒の力を借りてカレンに話しを切り出す。
別れましょうと・・・

ほんとは別れたくなんかない、ずっと一緒にいたい。
一緒に冒険に行って、苦楽を共にしたい。
でもそのためには実力の差がありすぎる。
自分で決めたことなのに涙が止まらない。
恋人から友達に戻して貰ったのはわたし。
もう甘えられる場所はない。
分かっているのに、涙は止まらない。
だからわたしは、この涙を力に変える。
 
クビ
コロム [ 2003/02/23 4:28:00 ]
 今まで順調に行っていた事もたった一度の失敗でだめになる事は良くある事である。
飯炊き係として討伐隊に参加していたが、不意をつかれて後衛部隊は壊滅。
命からがら逃げ出せば責任を押し付けられてクビ。
責任押し付ける前にもっとましな指揮をししてみろ、口では言わないけどさ、みんな思ってるよ絶対。

カレンに別れを告げてからずっと眠りが浅く、夜の冷え込みで目が覚める。
おかげでちょっと寝不足。でもそのおかげで闘争心を掻き立てられるのも確か。ただ単にすさんでいるだけかもしれないけど・・・
 
次の仕事は辻斬り退治
コロム [ 2003/02/28 3:34:33 ]
 新しい仕事は隊商の護衛。
小一時間ほど歩いた所で野盗が襲ってきた。
懸賞金のかかった野盗が逃げるのを追撃する仲間。
罠だと感じたが確信が持てなかったおかげで隊商の人達とわたしで、野盗の第二波を迎え撃たなくてはならなかった。
偶然通りかかった戦士のおかげで、切られはしたものの、命までは取られる事はなかった。

と、いうわけで、次の仕事は辻斬りたいじ!
わたしは白い服を着てウロウロするだけ。犯人が出てきたらニーゴが捕まえてくれる。わたしはオロオロしてればおっけぇ♪それで報酬4割です。
問題はニーゴが犯人を捕まえられるかどうか。う〜ん信頼していいんだろうか?
何で犯人は白い服の女性ばかり4人も切ってるんだろう?
 
エルフっていったい・・・
コロム [ 2003/03/15 1:53:34 ]
 辻斬りが捕まったらしい。
怪我が治るまでのあいだと考えていたのでちょうど良いタイミングだったかもしれない。
辻斬り退治は失敗と言う事でニーゴに話しをしようっと。

イグレシア、なんか微妙なエルフだった。
どこがどう微妙かというとどこなんだろう?
とにかく面白かった。

芸人か・・・わたしの実力で出来ること、仲間をなごませる
剣術はいまだに上達していない。
ほんの少し気が沈んだ
 
よごれ
コロム [ 2003/03/26 1:50:21 ]
 酒場で自称「少し積極的でないごく普通の若者」(コンフターティス)にお酒を奢ってもらった。
精霊とお話が出来るがあまり役には立たないと言っていた。
わたしもおなじといったら、その場にいるだけで、指揮を高めているかもと言われた。
一時期そっちを極めようかしらと思った事もあったけどどうすればいいかわからず挫折。
やっぱ地道に戦士としての修業を積むのが一番みたいね。

で、最後に部屋の前まで送ってもらったんだけど、階段上がってすぐの所なんだから送るような距離じゃないでしょ。どうせなら部屋の中まで・・・ドアの向うで手を振ってるよ。
なんか自分誘ってるし・・・だめだだめだ、こんな邪念に支配されてるようじゃ強くなんてなれないわ!気持ちを入れかいないと。

翌日、約束の時間に遅れて現われるコロムであった。
 
犬のほにゃらら
コロム [ 2003/04/02 2:57:00 ]
 きょうは引ったくり犯との追いかけっこのため、一日中走りっぱなしだった。
昼頃おばあさんのかばんを取った犯人を捕らえたのは日が落ちてからの事だった。
犯人を衛視に引き渡し、くたくたになって宿に戻り倒れるように眠りに就いた。
そしてよなかに変なニオイで目が覚める。
酒場に降りると遺跡の調査のため下水で戦ってた剣士(ルゼ)がいた。
とりあえずニオイはこの人のせいにしていたけど、帰り際自分のスカートが汚れている事に気がつく。
そういえば引ったくりに突き飛ばされて尻餅をついた記憶がある、そのときに犬のほにゃららが・・・・
やだ、もうお嫁にいけないよぉ(泣)
 
神官戦士っぽい人
コロム [ 2003/04/08 2:23:53 ]
 今日友達になったアルダシルは鎧の肩の所にファリスの聖印をつけていた。
それだけで神官戦士と見るのは偏見だろうか。
わたしの想像するファリス神官とはかけ離れていたが、とても勢いのある気さくな人だった。テンポが良いとでも言うのだろうか?
子供っぽい所も有りなかなかかわいい人だった。
でも、もしも神の声が聞こえるのであればその内面はとてもしっかりした人なのであろうと勝手に想像するわたしなのである。
そんなこんなで、明日はお買い物の約束をしたんだけど、もし、わたしが寝坊でもしようものなら・・・叩き起こされるんだろうな、きっと。
 
ケンカ
コロム [ 2003/04/13 4:51:47 ]
 幾ら斧を振るっても強くなっている実感なんて何もない。
最近では奢ってもらえるのを良い事に、半ばい酒におぼれていた。

なんど誘ってものってこないラス。
女としての・・・いいえ、元『兎』としてのプライドが傷ついた。
好きで兎になったわけじゃないのに・・・
もう兎からは完全に足を洗ったのに・・・
プライドだけ残して、心までも支配されそうになっていたのにも気付かなくて・・・
ラスに「霞通りに行ってみろ」と言われてカチンときた。
ラスがさそいにのらない理由を知っていながら誘うわたしが悪いってわかっている。
だから、何も言えなかった。
ここでないたら、わたしは卑怯者になる。だから涙も流さない。

わたしが魅力的な戦士だから羨ましいとユーニスは言っていた。
違う、わたしはただ単にみだらな・・・戦士と名乗るのもおこがましいようなただの女。
・・・やめよう、自分をののしっても良い事はない。
彼女は自分の母親の事を少し話して、わたしをはげましてくれた。
涙が流れる前に部屋に戻って泣いた。そして、今の自分を変えると誓った。
 
イメチェン
コロム [ 2003/04/24 2:04:50 ]
 髪を切って服も変えた。
今のわたし・・・じゃなかった、今のオレには女らしさのかけらもねえ。(思い込み)ん〜かんぺき♪

今夜はおっとりとしたチャ・ザ神官に出会った。
彼女の名はスピカ。神官戦士で獲物は斧・・・直接会った事があるのならまじですかと思うだろう。
彼女の実力が知りたくて訓練にに誘った。
どれほどの実力の持ち主か楽しみ楽しみ。
もしかしたらライバルの登場かも。
 
ろえてぃしあのあどばいす
コロム [ 2003/04/27 8:25:55 ]
 『胆力を養い、気配を読むことも重要。』
『得物を振りかざすことから離れたほうが、分かる時もある』

養うやしなうヤシナウ?要するにおやすみって事ね。
気配を読む?
(目を閉じて気配を感じる)
分かるか!!
まあ、読むって事だから本を読めって事だね♪
おっけぇ☆問題解決!
 
ゆらぎ
コロム [ 2003/04/30 2:13:18 ]
 戦いの稽古は一時中断。図書館やら何やらを回って戦いに関する書物をあさる。
が、何この文字?めぼしい本はみんな古代語で書かれていた。
早くも挫折。
へこんでいる所にカレンとであった。
いとも簡単に決意は歪む。
その歪みを直してくれたのはカレンだった。
初志貫徹。
決意が揺らいだときは呟いて正す。