| マーファ東神殿奮戦記 |
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| ラミア・リーマス [ 2002/12/26 23:54:35 ] |
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| | わたくしが東神殿に赴任してからどのくらい経つのかしら?
本殿と違い、寄進も少なく、設備も十分とはいえない。 それでも、この近くに住まう方は、こちらへ足を運んでくださる。
教典を写すインクも羊皮紙も、怪我人を治療する包帯もベッドも、なにもかもが不足している。
信者の方へ、神殿ができることを十分に果たし切れていないと感じる。 決して物があれば、それで豊かになれるわけではない。けれども、物がなくてははじまらないものもある。
食料や衣服。
神殿の外壁も生活には関係はないが、祈りを捧げる場所がみすぼらしくては、信者の心も曇りかねない。理屈ではない見た目、心に響く印象というものはある。
信者の方は、皆協力してくださる。それでもお金が足りない。
わたくしは、なんとかして資金を調達して、東神殿をよりよいものにしたい。信者の方が、喜んで祈りに来たがるようなものに。そして教典を写す紙を無料で配布できるようにも、怪我人を床のござに寝かせるのでなく、ベッドへと移したい。
幸いにもオランには墜ちた都市や遺跡が多くあります。マーファ信者だから、それらに赴いてはいけないという教義はありません。
戦いはもちろんよくありません。避けて通れるものは避けます。特に人との争いはいけません。それでも所有者をなくし、風雨にされされる瓦礫のしたの物で、信者の方々が少しでも救われるのであれば、私は挑みます。
マーファよ、武器と鎧を身につけることをお許しください。 |
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| 年末大忙し |
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| ラミア・リーマスPL [ 2002/12/27 0:03:10 ] |
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| | 神殿での勤めを終え、一息つくために店へと訪れた。 そこへアルファーンズと出会い、少し話を交わす。
どうもアルファーンズはガイドにあるメドルバードの地図に絡みたいような素振り。しかし、これをラミアは「多忙」と「金銭面」を理由に口を濁してかわす。 とりあえず暇ができるまでという理由にして「保留」。
ラミアの内心では、アルファーンズが頼りになるかどうかが判別できなかったというのがまずあった。賢者前とした姿や風格もない青年に話してもいいものかどうか。
今度出会ったら、「メドルバード」という魔術師の名だけでも伝えてみようかと考えている。 |
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| 同じ顔の人 |
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| ラミア・リーマス [ 2003/01/23 0:22:07 ] |
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| | 立ち寄った酒場で、昔見かけた人(マーティン)に出会った。 「久しぶりですね」 と、声を掛けたら別人でありました。
よく似ているからてっきり当人と思いましたが、似ている人っているものですね。
その方は、「気味悪い」とおっしゃっていましたが、わたくしに似た人がいたら、仲良くなりたいと思うことでしょう。だって、楽しそうじゃありませんか。なにか通ずるものがあるのではないかと知りたくなりますもの。
それにわたくしには姉妹がおりません。似た人が姉妹のそれと似か寄るとは思いませんが、それに少しでも近い感情を得られたらと思ってしまうのです。
わたくしを生んだとき、両親は高齢の域に入っており、やっとのことで授かったと聞いています。物心ついた頃には、妹や弟を願ってはいけないと感じておりました。その両親も数年前に天に召されました。 独りは寂しいものです。 わたくしにはマーファがついておりますが、信仰とは別の温かみがほしい。
話をしていて、ふっとそんな気持ちになってしまいました。 |
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| 戦を終わらす為に武器を取る |
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| ラミア・リーマス [ 2003/03/27 22:14:09 ] |
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| | マゼンドリスさんが先日訪れ、お金を置いていきました。孤児たちのために。 そして再び戦場にと赴くそうです。
彼女の気持ちは判るのですが、危機迫る戦場に足を踏み入れ、命を落としてしまってはなんにもなりません。あの子たちのためにも。戦場から救い出した子供たちはマゼンダさんになついています。容姿の風格などあの子たちには関係ないようです。きっと心の温かさが伝わっているのでしょうね。だからこそ戦地に行ってほしくありません。
戦争というものがどんなに惨たらしいもので、弱者に抗う術がないとは知ってはいるものの、それを救うために立ち向かう戦士を引き留めようとしてしまいます。誰かを守るために取る武器はマーファ神もお許しになってくれているというのに。
彼女もわたくしの気持ちを察してくれたのか、笑顔を見せて「無事帰るさ」と言ってくれました。 出かける人は皆、同じようなことを口にします。誰も帰るつもりもなく行く人はおりません。傭兵であれば尚のこと、自身の命の大切さを心得ているからです。 それでも皆が帰れるというわけではありません。だから心配になります。
私がついていければと、できもしないことを考えてしまい懺悔する。「迷いが断ち切れぬならば行動に示せば心が晴れる」とは誰の言葉でしたでしょうか。 とはいえ、孤児院やこの小神殿を無闇に留守にするわけにもいきません。遺跡に赴くだけでも大変な迷惑をかけているというのに、戦地とあっては尚のこと許されないことでしょう。
国と国との争いに、個人で動いたところでどうにもなりません。とはいえ、オラン国王に嘆願書を出して、国が動くことになればより多くの血が流れるのも必至。戦を止めるのにさらなる兵隊を派遣する……そんなことではいつまで経っても平和は訪れません。
大きな争いには個人の力は無力に等しい。とはいえマゼンダさんの気持ちも判りますし、マーファの教えとしても適うところであります。 待つしかないということなんでしょうか。
マーファよ、彼女を守りたまえ。人を憎む心を払い常に平穏でいられるよう願います。 |
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