報告書 |
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リック [ 2003/01/23 0:50:10 ] |
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| ち、またギルドからの呼び出しかよ。
ところで、俺を名指しってのは本当だろうな? てめえが俺に厄介事回そうとしてんじゃ・・・ |
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似顔絵 |
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リック [ 2003/01/23 0:59:38 ] |
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| 上納金滞納者を探して来いね・・・。
ったく、わざわざ探させるだけあって、本当に見つかりやしねえし。 この似顔絵がたくさんあったら、酒場に配って頼むって手もあるんだが・・・
って、誰かと思えばてめえか、パムル! いきなり飛びついてくるんじゃねえ! なに、遊び相手になれって? 俺はそんなに暇じゃ・・・と、そうだ。
そういやおまえ、絵を描くの得意だったよな? 遊ばせてやるよ。ここに羊皮紙が20枚ほどあるんだけどな・・・ |
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情報収集 |
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リック [ 2003/02/12 4:01:18 ] |
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| ええと・・・いた。あの女詩人だな。
なあ、あんた。ちょっといいか? 聞きたいことが・・・って、行っちまった。
(翌日)
ま、話を聞きたいなら詩の一つも頼んでから切り出すのが礼儀ってもんだよな。
ちょっといいか? あ、違う、今日は客としてだ。詩を一曲頼みたいんだけど・・・
(詩)
いい詩だったよ。これ、詩の代金な。 ところでちょっと聞きたいことが・・・って、おい! |
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掟 |
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リック [ 2003/04/01 4:18:48 ] |
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| 盗賊ギルドの掟は絶対だ。 掟破りは許しちゃいけない。
例外はない。 たとえそこに、どんな理由があったとしても、だ。
たまたま酒場で顔を合わせた同業の男は、その掟破りを追っているという。 他所者で、お偉いさんの身内に恥をかかせたって話だが、 もしそれが、例の賭場によくいた権力を笠に着たイカサマ野郎だとしたら・・・
関係ない。それでも掟は掟だ。 掟破りは許しちゃいけない。 それが盗賊ギルドというものなんだ。
・・・けど、あの男はどうするつもりだろうか。 |
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手伝い |
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リック [ 2003/04/23 3:57:43 ] |
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| 依頼そのものは、盗まれたものを取り返して欲しいというものだった。 手掛かりと言えば残された聖印。しかもマーファのものときている。
というわけでキア、しらみ潰しに捜していくのを手伝ってもらうんだが。
「いったい何人調べるん?」
喜べ。ラスが聖印の使い古され方に目を付けてくれたおかげで 百人単位で調べなきゃいけなかったところがたったの・・・
「それ、あんまり楽になってないと思うんよ・・・」
冗談だ。神殿に欠かさず顔出す顔出す連中ならとっくに調べが付いてるから、 残りは・・・ま、少なくはねえんだけど。
「いいんよ。その代わりお仕事が終わったら"遠慮なく"奢ってもらうん」
あ・・・ああ、そういう約束だったな・・・。
「・・・無理だったら"遠慮なく"はやめてもいいんよ? おいら一皿でもおごってもらえればうれしいんもん」
うるせえ! てめえは余計な心配しなくていいんだよ! 約束通り、好きなだけ奢ってやる! ・・・その前に仕事だ。さあ、行くぞ。
「ねぃねぃ、聖印がどこで見つかったって話は?」
死体置き場。つまり、犯人は墓荒らしってわけさ。
飯を食う場所で言うようなもんじゃなかっただろ? あ、聖印はべつに飯の最中に触ったって大丈夫さ。よく洗ってあるから。 |
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乞食の技 |
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リック [ 2003/12/04 4:35:29 ] |
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| ちゃり〜ん
粗末ななりで毛布に包まり路傍に座り込む俺の耳に、銀貨の落ちる音が響いた。 だが、銀貨が落ちたのは俺の前じゃない。 隣・・・と言っても少し離れてるんだが、そこに座ってる男の前だ。
乞食という仕事も、ただ座っていれば銀貨を落してもらえるというわけじゃないらしい。 何が違うのかは分からない。 だが、確実に俺と他の連中には差があるようだ。 その証拠が、目の前に落された銀貨の枚数。
他の連中が何枚落してもらったかは知らねえが、俺の前に落していくやつは一人もいねえ。
・・・ま、俺は本物の乞食じゃねえからいいんだけど。
俺の目当ては目の前の大きな屋敷の方だ。 出入りする連中を見張るのには、乞食通りに近いこの場所なら乞食に扮するのがうってつけだ。
ちゃり〜ん 向かいに座る男の前に銀貨が落ちる。
しかし・・・思った以上に寒いな、こいつは。 この連中はよく平気で座ってられるもんだ。
ちゃり〜ん また隣に座る男の前に銀貨が落ちる。
この前は港だったからもっとマシな見張り方ができたってのに・・・ 早いとこ目当ての相手に出てきて欲しいもんだ。
ちゃり〜ん また向かいに座る男の前に銀貨が落ちる。
ちゃり〜ん またまた隣に座る男の前に銀貨が落ちる。
・・・なんで俺の前には誰も銀貨落としていかねえんだ!?
ちくしょう、あいつらがどんな小細工してやがるかしらねえが、 その技盗んで絶対俺の前にも銀貨落とさせてやる。
見てろ! |
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