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オランにて。
ザッシュ [ 2003/01/26 18:54:39 ]
 冬は遺跡を目指すにキツイ季節・・・

パダに来て間もないうちに、遺跡遺跡に潜る機会を得られたけど、
幸運神の微笑みもそう長くは続かなかったみたいだ、
未だアナグマとして駆け出しの俺みたいな奴には遺跡の仕事なんて、そうそう在るもんじゃない。
ましてや、東方語さえ危ういって言うのに・・・

この季節に限らず遺跡に潜れるのは確りと、仲間と組んでる奴ら確りと下調べが出来る奴ら、
其のどちらも俺には欠けている。

これは贅沢言わずに、他の仕事にも手を付けるしかないな、このままじゃ流石に日干しだ。
運良く、オランまでの、護衛の仕事も手に入れた、あの大都市でも仕事を探してみるか。
 
オラン気ままに亭で
ザッシュ [ 2003/01/26 19:23:48 ]
 オランに付いて少しの時が過ぎた、
そして気ままに亭と言う冒険者の酒場に、足を運ぶように為っていた。

其処で、何人かの冒険者や其処のマスター、また其処に来ている商人みたいな連中とも話をする機会があった。

そして先日、酒場で会った子から、妖魔退治の仕事があると聞かされた、何でも旅人を襲って居るらしい・・数はたくさん・・・
如何したもんかなぁ・・・・
流石に、下級妖魔相手でも一人じゃ無理だし・・・取り合えず、仕事について調べてみるかな。
 
参った
ザッシュ [ 2003/02/03 2:01:51 ]
 オランで仕事をしようと、妖魔退治の仕事を見つけた・・・が。

相手は複数、とても俺一人じゃ無理だ。
其れで、一緒にやれそうな奴を探し始めたまでは良かったんだけど・・・
そう言うときに限って、会うのは商人や俺と話が合わない奴だったり・・・

そうこうしてる内に、其の仕事に手が付いてやがった。
おたおたしてた俺が悪いっちゃぁ悪いけど・・・悔しいや。

幸運神の微笑みもそうは都合よく続かないって事かな・・・
でも・・・このまま帰るのは悔しいし・・・
仕事をしてやるこのオランで・・・・って是も甘い考えだなぁ・・・
・・・・・参った。
 
世の中は広いようで狭いや
ザッシュ [ 2003/02/06 17:56:58 ]
 仕事を探し何時もの様にきままに亭を訪れた・・・
其処で俺は、意外な男とであった。

ヴァントーザ、俺がこの東の国に来て初めてした仕事、
ブロシアと言う遺跡に共に潜った男、パダに居る筈の男。
正直世の中は狭いやと思った。

まぁ・・そう言う俺もこのオランに来てる訳だからありえない話じゃ無いけどさ。
其れは兎も角、酒場でお互いの現状を話し合っていると、どうやら、向こうも一人で、仕事にアブレてるらしい・・・
っと・・そうこう、している内に組む組まないの話に。

どうせこのままじゃ日干しだ、腕は知ってるし、当面力を借りるかな。

ほんと、世の中は広いようで狭いや。
 
信仰か・・・
ザッシュ [ 2003/02/09 18:45:42 ]
 オランでのゴブリン退治の仕事を終え、一息入れようと俺はきままに亭に向かった。

其処で、大地の民のマイリー神官(ダルス)と、今日から冒険者にって子(ステラマリス)に出会った。
東に来て、右も左も解らない俺は自分が一番駆け出しのつもりだったけど、いざ、其の子の前に居ると、経験がある様に見えたらしい。

調子に乗って偉そうな事を言っちまった、経験をつまなきゃいけないのは俺も同じだってのにさ。

次第に話は、互いの、希望を語り合い、
共に上をって話になってたけど、その場に居た大地の民が
戦の神の神官が、心構えについて、教えてくれた、表に出すな、如何なる目に逢おうとも其れを返す義理はない。

なんだかずんと来た・・・是が信仰をしてる者の言葉なのかな・・・
信仰か・・・
 
今の俺には力が要る
ザッシュ [ 2003/02/26 0:20:50 ]
 俺は、河原で剣を振っていた。

其のこと事態は、オランに来てからの日課、日常に近い事だった。
でも、其の日は違った、俺が剣を振ってると、一人の男、
魔術師らしい半妖精の男が俺の前に姿を見せたんだ。

確か・・・きままに亭、あそこで会ったパーティの一人だと思う。
其の魔術師と、俺は、剣について、魔法について・・・力について話した
俺は酒場で言った、「其の為の魔術師だろ?」

魔術師は河原で言った、「それが、俺様の答えだ」

俺は剣を、欠けた剣の先を見つめている。

剣に拘る、夢を追う・・・そして・・・
今の俺には、力が要る。
 
さぁ・・出発だ。
ザッシュ [ 2003/03/07 22:40:33 ]
 冬も明けようとしている。
だけど、俺は、ずっと考えていた。

河原で合った出来事を、酒場で出会ったあの男の言葉を。

俺には剣しかない、いや、剣しか使えないんだ。
でも、俺の力では、剣では通用しない相手も居る。

魔術師の助けを借りても通用しない相手も・・・

そんな事を考え、俺は槌を手に入れた、未だ手に馴染まない鉄の塊を。
毎日闇雲に振る、しかし、実戦と、稽古は違う、
仕事で使えなきゃ意味が無いんだ。
そんな時、あの酒場で・・きままに亭に行ったんだ。

其処で、俺は仕事の話を聞いた、其処で出会った女に
マスターに借りを作っても仕事を回してもらったら如何かと言われた。
そしたら、其の仕事には担保が要るという。

良い機会だ、俺の冒険の証、今まで命を預けてきた相棒を、
マスターに預ける・・・其れで・・・

っと思ったら、協力してくれると言った女、ソラリスが肩代わりしてくれた。

でも、是で仕事に有りつけた、後は、新しい力を試すだけだ。
・・・・なんて言っても、何も起こらないかも知れないけどね。
さぁ・・出発だ。
 
俺は今、奴等を見ている。
ザッシュ [ 2003/03/15 1:52:08 ]
 ・・・・俺は何をやってるんだろう。
俺は今オランの隣町・・其処から少し離れた村に居る。

事の始まりは酒場だった、目的の荷物を届け、後はオランに戻る。
それだけだった筈なのに、酒場で聞いた下卑た男達から聞きなれた西方語・・・

そして、ソラリスの呟きが、俺を一つの結論に導く。

「ロマール」「闇市」・・・・「ガキ」

つまりは・・・・・「人攫い」

俺はソラリスに言った、オランに戻って仕事を終わらせてくれと・・
そして・・・俺は今、奴等を見ている。
 
あぁ・・天井が高いや・・・
ザッシュ [ 2003/03/18 14:24:03 ]
 ふと目が覚めた・・・

宿の天井が見える。
俺は酒場で聞いてしまった事を確かめるために、後をつけたんだ。
しかし、矢張り素人、盗賊のようには行かなかったみたいだ。

気がつけば、退路を絶たれ囲まれていた。
俺は必死になって槌を振るったよ、叫びながら。

二人位の腕を砕いたところで、やれるって気に為ってたんだろうな・・・
でも甘かった、相手は多数、背中から斬り付けられて・・・
後は、ぼろぼろ・・・思わず剣に頼り。
闇雲に振り回して逃げ出す羽目に為っちまった。

後は街まで瀕死で辿り着いて・・気がつけば天井が見えてた。

聞いた話じゃ、あいつ等は他の冒険者一行が潰したって話だ・・・

・・・・畜生・・・あぁ・・天井が高いや・・・
 
自分の弱さは知っている、だから強くなりたい。
ザッシュ [ 2003/04/05 2:30:41 ]
 オランに帰ってきた・・・
俺が槌を使う切欠に為った魔術師(バウマー)に会った
その会話で、俺はあんたの言葉でとは言えなかった。

ソラリスとも会った
遺跡の話が在れば一緒に行ってくれると言ってくれた。

自分の足元を見なきゃ、自分の力を知らなきゃ。
俺は決めたんだ、強く為ると。

そして俺は考えている、この前は一人で行って失敗した。
自分の力を考えれば当然だよ、でも今回は自分の弱さは知っている
だから、人を誘おうかと思ってる・・・
パダで出会ったあいつ(リネッツァ)からの仕事・・山賊退治に。
自分の弱さは知っている、だから俺は強く為りたい。
 
負けたくない、其れが正直な感想、俺は負けたくない。
ザッシュ [ 2003/04/08 0:25:03 ]
 酒場でラスと言う半妖精と会った。
ミニアスって女と会った。

遺跡の話、女の話、魔法の話、情報の話・・・仲間の話。

ミニアスの遺跡の話、そして仲間の考え方。
ラスはミニアスと組んだら如何だと言ったがミニアスにはやる事が在るらしい。

当然だよ、其れに未だ知り合って間もない駆け出しの俺とも組みたくは無いだろうさ。

其れに、ラスは俺にだったら頼られるような剣に為って見ろとも言った。

望むところだ。

ラスは、何気なく酒の上での言葉として言っただけだと思う。
でも自分がそう考えるほど、ラスの言葉は自信に溢れていた、其の雰囲気に頼りに為る雰囲気って言うのかな・・・
いや、言葉の説得力って奴を感じてたのかも知れない。
あぁ言うのが凄腕と言うのかも知れない、其の男が言った。

奴が開けた扉なら安心して通れる鍵が居ると。

奴が居れば安心して魔法に集中できる剣が居ると。

聞いたとき悔しかった、俺にはそんな奴等は居ない。
そんな風に思ってくれる奴等も居ない。

負けたくない、其れが正直な感想、俺は負けたくない。
 
このたぎりは今日は収まりそうに無い。
ザッシュ [ 2003/04/11 23:49:23 ]
 幸運のジッカ。
パダで出会った、男だ、それがオランで出会った。

ジッカは、入ってくるなり宴会を開いたレックスの難所を乗り越えて、手に入れたお宝を手にして。

熱い、話のすべてが熱い、負けたくない!!
相棒と潜った話、乗り越えた罠、そして化け物!!
その全てが俺のずっと前を進んでいる。

追いつきたい、超えたい、幸運の名を冠する男に負けたくない。
流石はオラン、すごい奴らがわんさか居る。

体を動かさないと、体が熱い!

負けたくない、負けたくない、負けたくない。
遺跡を目指したい!前に!前に!前に!進みたい!

このたぎりは、今日は収まりそうに無い。