| 地図職人の多忙(?)な一日 |
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| ゲイルノート [ 2003/01/27 0:13:45 ] |
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| | 久しぶりに山の方に来て見りゃ、また雪かよ…。 空も見えなきゃ、ほんの1ヤード先も見えやしねぇ。 こちとら冬支度はしてるが、それでも、あとどれぐらい持つことやら…。
ちょっとした噂を頼りに来てみたんだがなあ。 ほら、ちょいと前に噂になった遺跡(っても、村人の話だと、気味悪がって誰も近寄らないただの廃屋らしい)を探しに、な。 麓の村で数人の若い娘(とはいっても、最後のはさすがに若すぎたな…)に聞いた話じゃ、どうやら角燈振りの戯言でもなさそうだったし。 なにしろ、魔法王国時代じゃ、ちょいとは名の通った貴族の屋敷らしい。 名前までは知らねーが、そういうネタも一緒に書き込んどきゃ、最低でも地理院の学者か冒険者にゃ売れるって寸法だ。
……っと思って登り始めた矢先にこれだ。
これだったら、彼女たちの好みや歳じゃなくて、天候のこと聞いておけば良かったな。 この際だ、チャ・ザ様と関わりは深くはないが、とりあえず麓の村に宿があることと、どうにかたどり着けることでも祈っておくか、な。 こういうときにならんと、あのときどうしてもっと寄付しておかなかったんだろう、って気になれんのもなぁ。 無事帰り着いたらたんまり寄付するってことで何とかならねーかな、なぁチャ・ザ様? とりあえず、前払いで、今すぐ、あんたの幸運がなきゃ死じまいそうだ。 どうか、正面に見える小さい2つの赤い光が、幻なんかじゃなくて、民家の灯りでありますように。 (……アレが黒くてでかい動物だったら、そりゃ願い下げだぜ、チャ・ザ様?) |
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