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三叉槍を担いで
ケヴィン [ 2003/02/02 21:42:52 ]
 親父の跡を継いで漁師になるのが当然だと思っていたガキの頃。
村の近くに怪物が現れた。
そいつを退治しにやってきた冒険者にあこがれて、おれはオランにやってきた。


冒険者としての最初の仕事が見つかるまで10日くらいかかった。
都に出てきてからずっと荷物運びの仕事しかやってないってふてくされてたら、細剣使いのカイゼルさんっておじさんがネズミ退治に誘ってくれた。
星印を散らした襟巻きをつけたお調子者な人だけど、昔は騎士だったっていうのは本当だったみたい。


出発前夜には、親父や兄貴みたいに肉を食って気合を入れた…んだけど。
ネズミ退治そのものはうまくいったけど、その後がまずかった。
熱が出るわ体の節々が腫れるわで、4日も寝込む破目になった。
ただひたすらに、悔しかった。


すっかり良くなったところで、気を取り直して街に出た。
前にゼクさんに会った木造の店に行ってみたら、なんとマスターのおっちゃんが仕事を廻してくれた(#{159}「斡旋」参照)。
マスター直々の依頼・・・。
今度はドジは踏まないぞーーー!!