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同好の士リスト
グレアム・コール [ 2003/02/08 23:58:35 ]
 <建築編>

木造の酒場で、アルファーンズさんにお会いしました。
ええ、神殿の夜勤の帰りですぅ。

ふと、アルファーンズさんが、1枚の羊皮紙を差し出しまして、こう仰ったのでございます。

「これ、とある建築物の絵なんだけど、このデザインで……」

建築ですって!?(きらりーん)
ああ、このようなものを懐に大事にしまっているとは、アルファーンズさんも建築にご興味がおありで。いや、素晴らしい! 素晴らしいですとも!

尋ねられるままに、わたくし、いろいろな書物をご紹介いたしました。
ええ、アルファーンズさんの、「建築のことを知りたい」という知識への情熱に打たれたのでございます。
わたくし程度の、貧しい知識であっても、それを知りたいと思う人にとっては、貴重なものであるのだと、それがただ嬉しかったのでございます。

さぁ、早速、アルファーンズさんにお借りした、このデザイン画を分析しなくては……(うきうき)

柱の形と配置、屋根の傾斜角度、窓枠のデザイン、壁の材質……ああ、見れば見るほどに素晴らしい。
この様式に関しては、こちらの本に出ていたはず……(と、本を手にとりかけ)はっ! この本は、アルファーンズさんにお貸ししようとしていた本。
そうそう、アルファーンズさんは、わたくしがご紹介させていただいた書物の名前を、しっかりと記憶に刻み込んでいらした様子。
せめて、その助けになるように、わたくしが持っている本で参考になるなら…(書架から、いろんな本を抜き出し、机に積み上げ始める)

ラーダよ。素晴らしいです。
同じ分野に興味を持ち、知識を分かち合える相手がいることは、本当に……ええ、本当に素晴らしいです!

(心の中でそっと、同好の士リスト〜建築編に、アルファーンズの名前を記入。しかも太字)
 
同好の士リストその2、その3
グレアム・コール [ 2003/04/01 22:48:54 ]
 <建築編>

リネッツァさんという方にお会いいたしました。
ええ、最初にお会いしたのは、ラーダ神殿でございます。
ちょうど、彼が雑貨店から羊皮紙の束を運んできてくれた時に、たまたまお会いいたしまして。
私が抱えていた本を落としそうになった時に助けてくださいましたぁ。

『古代王国後期クワスル様式における透過光の美学』

「古代語とやらの本でゲスね? いやぁ、さすがに神官さんは難しいモノ読んでるッスね!」
「いえいえ、難しいなんてことありませんよぉ」

笑うリネッツァさんに、タイトルを読んで差し上げると、リネッツァさんは瞳を輝かせて(注:グレアム視点)うなずきました。

「や。クワ何とかですか。虎の子の美学。いや、確かに美学でゲスよ! なんつうか、綺麗な色がイイカンジでゲスもんね! ところで、旦さん、ウラール司祭さんに頼まれたこの荷物の行き先を教え……」
「いや、素晴らしい!(がっし) そうです、そうですとも! まさに、クワスル様式の美学は、その色彩によるところが大きく!」
「いやぁ、はは……ああ、そうそう、そうでゲスね。同感でヤンス。ですから、ウラール司祭さんの……」
「ああ、確かに。ええ、クワスル様式でもっとも有名なのは、レックスの外れにある、ミレルフォートの回廊、そこに降り注ぐ色硝子からの透過光! 光が織りなす幾何学模様が……(うっとり)」
「………………旦さん? あの、手を離して……」

そして今日。雑貨店で、またしてもリネッツァさんにお会いいたしました。
クワスル様式のみならず、キスリトーリアルズ宮殿のこともお詳しい様子。
一般に研究者、賢者、と呼び慣わされている者たちは、得てして、凝り固まった視点が多くなりがちですが……こうやって、市井で研究なさっている方々のほうが柔軟な視点と思考、そしてそれが故に自由な結論へと達することが出来るのです!

わたくしが出かける予定の遺跡から戻ったら、件の宮殿について朝まで議論をしようと約束してくださいましたぁ。
なんと嬉しいことでしょう。ラーダよ、今日の出会いに感謝いたしますぅ。


<知識探求編>

雑貨店でご一緒したもうひとかたは、ユーニスさんと仰る女性戦士の方です。
ええ、これから出かける遺跡にもご一緒する予定で。
ユーニスさんは、しなやかで鋭い視線を持った女性です。知性のひらめきというのは、こういった方に宿るのだと思いました。ええ。

ユーニスさんは、建築物における壁の破壊の方法などについて、少々研究したがっているご様子。
壁や柱、床、天井……安全にかつ速やかに破壊する方法でしたら、幾つか、わたくしが助言できるかもしれません〜。
試せる機会があれば、試してみようと思いましたぁ。

また、わたくしとユーニスさんは、どうにも似たところがあるようで。
……ええ、2人とも、どうにも語学には堪能ではないということが判明いたしました。
リネッツァさんの気軽なひと言が原因で判明したんですけれどね。
ええ、「石の上にも3年」。わたくし、意味を取り違えて覚えておりました。……ああ、お恥ずかしい。

ですが、その知識を得たことで、嬉しそうなユーニスさんの笑顔を見ておりますと、ああ、新たなる知識を得ることはこのように喜びが伴うものなのだと再確認した次第で。

ユーニスさん! 新たなる知識を得た者同士、これからも知識探求に励みましょう!
 
同好の士リストその4
グレアム・コール [ 2003/05/22 0:21:03 ]
 <建築編>

ああ、今日はなんという素晴らしい日だったのでしょう(うっとり)
時折訪れるあの酒場で、ディーナさんという女性魔術師にお会いいたしました。
やはり、魔術師というご職業柄でしょうか、彼女の瞳には叡智と知的好奇心の光が溢れておりました。
伺いますと、どうやら幼き頃より御尊父の教導のもと、古代建築の本に親しまれていたとか。
いや、素晴らしいですっ!!(感涙)

幼き頃より、と仰るならば、わたくしの知識など彼女の足元にも及ばないかもしれません。
けれど! そう、知識は、競い合うものではございません。
互いに分け合い、助け合い、共に真実への道を辿る……それが素晴らしいのでございますよ!

(書斎で力説しつつ、背後を振り向く)
ねぇ、アルファーンズさん!?
………………………アルファーンズさん?
…………………………………あのー。

……眠ってしまわれたようですぅ。
ああ、でも眠りながらも、建築関連の書物を手放さないだなんて、アルファーンズさんったら、やはり……(うふふ)

ディーナさんと話している酒場で、アルファーンズさんがいらっしゃって、そして3人揃って、古代建築への熱い想いを語り合いまして。
ええ、そこからですねぇ。
わたくしたちの足もとに広がる古代建築の実地検分に行こうという話になったのは。
ええ、素晴らしいことです。
知識は机の上で弄ぶものではありません。実際に自分の目で見て、体で確かめてこその知識!

地下へ赴くのは22の日ですぅ。
リアン、お弁当頼みますねぇ〜。
ええ、同好の士のみなさんと、古代建築をこの目で見るために!

(注:グレアムの主観で書かれてます。言うまでもないことだけど)