| 日記帳 |
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| ソラリス [ 2003/06/15 4:06:01 ] |
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| | 日記かあ…こう言うのはやっぱりそのときの思いつきよね、インスピレーションよね。 だから、勢いで書くのがアタシの決まり事。 だから、途中で抜けても気にしないこと。 それにしても、日記なんて書くのは何年ぶりかしら。あー、みんなに歳がばれそうだからそう言うことはわざわざ考えないように、ね? ソラリス。
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| 遺跡探索に誘われて |
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| ソラリス [ 2003/06/15 4:14:26 ] |
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| | 夜中だとは解ってはいるけど、何となく酒を飲みに行きたい気分。 このときは仕事を探そうとは思ってなかったけど、行ってみたら吃驚。 田舎から出てきたって言うディーナちゃんと、その仲間のアスリーフが、なんと、遺跡探索のための仲間を捜しているらしい。 聞けば、アスリーフと同じ”剣”である戦士を探してるとのこと。 しかも最前列で使われるような。 どうも遺跡探索って言うのに釣られちゃったなあ。 本職は鍵であって剣ではないのに。 いや、今までも剣としてもやってきたけど。 そっちはあくまで副業であって…あんまり知ってて欲しくはないのよねえ。 言ってしまったのは仕方ないから、気持を切り替えて、ね。 アタシの鍵は遺跡探索が終わるまで休業。 その間は剣として、本職の戦士として…まずは、勘を取り戻さないと。 それが連れて行って貰うための約束だからね。 とりあえず長剣と鎖帷子の手入れをしなきゃねえ。 明日の昼には、今回のボスのルクス、切り込み頭のアスリーフと試合だもんね。 ってか、もう結構な時間ね…少しは眠っておきたいけど……メンテが十分じゃないと命に関わるからねえ。
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| 撃剣 |
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| ソラリス [ 2003/06/25 1:48:24 ] |
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| | この野郎、思いっきり斬りつけやがって…。 そりゃ、手加減しなくてイイからっては言ったけどっ。 でもっ、あきらかに重そうな大剣で思いっきりはないでしょっ! まったく、鎧着てたからどうにか無事だったもののっっ! でも、お陰で何とか昔のカンを取り戻せそうよ。 海の荒くれどもをとりまとめてた頃の…あのとげとげしい、殺伐とした感覚。 女だてらに船長なんてやってりゃ、ほんのちょっと腕に覚えのある野郎どもが何かにつけてちょっかい出してくる。 女だと思って、舐めてかかってくる。 そう言う奴らを言葉の規律で縛り付けるのは、本当に困難だった。 だから、アタシは力を示すことにしたわ。 それはしごく簡単な理由だから。 強い者に、弱い者が従う。 ただ、それだけ。 そこに言葉も理屈はない。 アタシはそのためにだけ、稼業である操船と会計の他に、剣術を覚えたわ。 それはとりあえず功を奏した…だけど、常により上の力を示し続けなければならない結果になったのは言うまでもないわね。 そのせいで、船の上はいつもとげとげしかったし、殺伐としてた。
今となってはその船は海の藻屑、乗組員ももういない。 いたとしても、数えるほどしか残ってないでしょうね。 残ったのはアタシ自身と、経験だけ。 その後の慣れない西の国での生活なんて、船の上よりも最悪だったわ…。
ーっと、余計なことまで思い出しちゃったわね。 ごめんごめん、ぼけーっとしてて。 まだまだ日は高いし、もう暫く撃剣につきあって貰うわよ? あとでとっておきの酒を奢るからさ。 ね? アスリーフはともかく、ちびっこいルクスを3回ぐらいはやっつけられるようにならなきゃ。 それっくらいは必要そうだもんね。
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| 旅空の元で… |
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| ソラリス [ 2003/07/04 0:17:08 ] |
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| | 風が薫る。 かすかな水の匂い。 初夏のしっとりとした熱い風が、ゆっくりと、そして確実に、黒く分厚い雲を押し流して。 この分だと、4、5刻もすれば確実に雨が(ひょっとしたら雷も)来るだろう。<> 東の山並みが黄色い輪郭を描き、空が白み始める。 案の定、南からはアタシらを追いかけてくるかのように迫る黒い雲を見て取ることができた。 アレがここに来る前に、次の拠点が見つかると良いんだけど。<><> これで不寝番もじきに終わりかぁ、と小さくつぶやいて大きく欠伸をし、伸びをする。 一緒に不寝番に就いたキャナルを見やると……焚き火の脇でこっくりこっくり船を漕いでる。 あのー、キャナルってば、不寝番、だったのでは…?<><> 遺跡と言うからには、風光明媚な場所ではないと思ってはいたケド…これほど殺風景だとは思わなかったわ。 見渡す限りの瓦礫、瓦礫、瓦礫。 灌木の一本さえ生えちゃ居ないなんて。<> 風は熱いわ、砂埃は舞い上がるわ、汗で色々張り付くわ…もう、海の上よりひどい場所ねえ、ココは。 塔らしきモノはようやく見え始めたけど、はー、あそこに着くまでに参っちゃいそうね。 それはみんな一緒かぁ……異様に元気なディーナ以外は……。<><> そう言えば、新しく入ったデュオって魔術師…あそこにはなにやら因縁があるとか言ってたけど。 何があったのかを聞くと、必ずはぐらかすのよねえ。 まあいいわ、そのうちイヤでも言うことになるでしょうから。<><> さぁて、気を取り直して、しゃきっと行きますかぁ。 アタシたちの戦場が、もうすぐそこなんだから。<> <>#関連事項として、冒険ガイド「真珠の塔探索」と雑記帳「真珠の煌き」も参照してみるとハッピーかも。<> |
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