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ひとつの指輪から
あらすじ [ 2002/07/24 10:22:16 ]
 冒険者の目指す先は大抵がパダだろう。
しかし、彼らがいるのはパダへ行くにはまだ1日弱は歩かなければならないところ。
俗にパダの飛び地と呼ばれるところだ。

そこの一角に集まったのはエルフのアーカイルの話に参加を希望した、エルフ本人を含め4人。
一人は人間の少女、ミトゥ。一人はドワーフの神官、ダルス。そして最後の一人はグラスランナーのレセト。
アーカイルは3人の仲間と共に、その奥へと挑んでいくのだった。
 
アーカイルの手記
アーカイル [ 2002/07/24 10:32:09 ]
 ・・・遺跡の入り口の洞穴が目の前にある。
遺跡に入る前に、仲間たちの方を振り返る。
ドワーフのダルス殿が、グラスランナーのレセトを肩車している。レセトはもちろん、ダルス殿も意外と楽しそうだ。どうやら、このドワーフが面倒見が良いらしい。
そして見かけは細い割りに、自分の分とレセトの分の荷物を持っているのは、人間の少女、戦士のミトゥだ。
これが今回の面子。

遺跡へ突入の前に一時休息を取っているとき、ふと思い出した。
・・・そうだ、文献を譲ってもらった少年に、遺跡について聞かせてくれと頼まれていたな。頭で覚えるにも限度はあるだろう。
・・・手記にでもしてみようか。私は荷物の中から、小さめの羊皮紙を出し、インクで最初の一枚にさらさらと書き付けた。
・・・。
・・・・・・。
「・・・よし、そろそろ行くか」
皆も力強く頷く。私は連れてきていた、使い魔のレキを空に放つ。
「しばらく待っていてくれ。暗い中へは連れて行けんからな」
レキの(承知)という声を聞き、私たちは遺跡の中へと踏み込んで行った。
 
信仰と妄想と
ダルス [ 2002/07/27 11:48:24 ]
 「ほぅ、中は結構広いのぅ」
間口は見つかり難いよう狭かったが、中は比較的余裕があり、これならば自分とミトゥ殿が並んで得物を振り回す余裕がある。
片手に松明を掲げ、岩肌を撫でる。
ここはまだ自然の洞窟に若干手を加えた程度。
遺跡と名を打つからには直にこれも完全な人工物となろう。
闇を見通す妖精の瞳で洞穴の奥に目を向けるが、入り組んだ壁に阻まれる。

地図は殆ど役に立たぬに等しく、マッピングからせねばならぬ探索。
どの系統の怪物が出てくるか予測のつかぬ未盗掘の遺跡。
まぁ、最初の内は自分らと同じく入り口から入り込んだ動物系、昆虫系の怪物が多かろうが……

いかなる怪物が出ようが、いかなる罠が待ち受けようが委細構うことなし。
すべての出会いはマイリーが導きであり、すべての試練はマイリーが与えし寵愛。マイリーは我ら信徒を愛すが故に、我らが“喜びの野”にてより良き戦が楽しめるよう、我らを鍛える試練をお与えくださる。
あまつさえその御力もて未熟なる我らを援け導いてもくださる。
マイリーの僕である喜び。
遺跡探索と言う緊張の糸の張り詰めたこの空間は、その喜びをより強く感じさせてくれる。
あぁマイリーよ。この時をお与え下さったこと、感謝いたし申す……

「して……この分かれ道、右か左か、どちらに行くかの?」

物思いを振り切るように現実に目を向ける。
二手に分かれた洞穴。
さて、どうするか。
 
別れてる道
ミトゥ [ 2002/07/27 17:07:00 ]
 地図役に立たないんじゃどっちが正解じゃわかったもんじゃないよねーっ。
ダルスのおいちゃんに奥見てもらったけど、どっちもまた曲がり道があるらしし。

「アーカイルの杖倒して倒れた方行くとかっ(笑)」
「出口に倒れたらどーするの?」
「…………違う方法考えよっか」

とは言ってもなー、行って見ない事には始まらないよね。
よっし、リーダー任せる(アーカイルの肩を叩く)
 
左右の分岐
アーカイル [ 2002/07/28 2:34:29 ]
 ・・・ふむ、両方の分岐の先に、また分岐があるならこうしよう。
罠があるかもしれんから、レセトに警戒してもらいつつまず右へ行く。
ダルス殿の見立てでは、直に人口のものとなるはずだから、右の分岐の奥で私が精霊を見てみよう。
大地の精霊力が感知されないほうが遺跡だろう。
右で駄目だったら、同じことを左で繰り返す。これで行こうと思う。
巨大動物が迷い込んでいるかもしれんから、レセトのすぐ後ろにダルス殿が、しんがりはミトゥに勤めてもらいたい。

それから・・・そのリーダーという呼び方は止めて欲しいのだが。・・・どうも柄ではない(苦笑)
 
分岐探索開始ー。
レセト [ 2002/07/28 3:42:59 ]
 わかったー、右だねん(てけてけ)。
警戒してろって、ちゃんと警戒してるの〜。疑うのは失礼なのよん。ちゃんと罠がないか調べたりしているもん。
あ、また分岐発見。……こっちも取り敢えずは罠はないみたいだねん。
(きょろきょろ)右は続いている、左はすぐ行き止まり…。
アーカイルのにーちゃーん、奥の精霊見えるん? 精霊さんおるのん?
……あ、いたのねん。じゃ、反対側行こ〜。

右確認しゅうりょー。特に怪しいトコロはなかったのん。動物さんの巣穴っぽいトコロはあったけど、動物さんはいなかったの。
左は右より分岐がちと多かったのん。気を付けながら進んで精霊見て、また戻って次の分岐。
幾つか確認して、ふいにアーカイルのにーちゃんがぽつりと言ったのん。
「…この奥は、大地の精霊が感じられないな…」
とゆーことは、この奥に遺跡があるのん? わくわくするん〜。
でもアーカイルのにーちゃんはちょっと眉を潜めたのん。ダルスのおっちゃんも何か感じたようで警戒しているのん。
「…奥に生命の精霊を感じる」
へっ、それってさっき言ってた動物さんなのん?
 
(無題)
ダルス [ 2002/07/28 17:42:27 ]
 「ぬぅっ」
松明を足元に落とし、棍を持つ手に湿しをくれ、レセト殿の前に出る。
殿を務めていたミトゥ殿も前衛に出、戦闘の準備が整う。

カリカリカリカリ……

最早気配だけではなく、それが立てる音までも感じることが出来る。
無数の何かが岩を噛むが徐々に近付いてくる。
地に転がる松明の炎とレセト殿が掲げ持つ角燈の光が照らし出したのは、無数の足を持つ1m程の虫……巨大百足。
この墜ちた都市周辺の怪物としては最弱に位置する虫だが、それでもその毒は十分脅威に値する。
逆を言えば、毒さえ気をつければ何とかなりはする。
その巨大百足が都合3匹。

進むは鉄(くろがね)の車輪
貫くは鉄の槍
我らが戦列、止めるものなし

さぁ、ここらで新しい技でも試すとしようかの!!

 
百足退治
ミトゥ [ 2002/07/30 22:30:17 ]
 わぉ、おいちゃんやるぅ〜♪<>
ダルスのおいちゃんの新しい技で、百足を一匹、一撃必殺!<>
「ミトゥ殿、毒には気をつけなされよ」<>
「おっけぃおっけぃ!」<>
ブロードを構えて、ボクも攻撃開始!おいちゃんに続けーっ!(勢いつけて走っていく)<>
「おー、でっかーいっ、レセトぐらいかなー」<>
「って、レセトそこ邪魔っ!」<>

<>とは言っても、つけた勢いがそう簡単に落ちるはずないもん!(汗)<>

<>どんっ!!(←衝突音)<>
ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ………………ぐさっ<>

<>慌てて避け損ねたレセトとぶつかって、派手に転んでしまった。<>
えっと…あれ?剣、剣!(汗)<>
そう言えばさっき『ぐさっ』て、なんか素敵な音が……(顔を上げる)<>

<>あー………………<>

<>
百足が一匹、ボクの剣にくし刺しにされて、絶命してる…。<>
勢いついて飛んでったんだな…………(謎納得)<>
(回りの視線を感じて)あ、ほ、ほら、怪我の功名っていうじゃん!ね!?<>
…もう一匹が傍にいるし、剣取りにいくのは危ないかな…後で回収しよっ。<>
(予備のショートソードを構えて)一応持って来てよかったぁ…、残るは後一匹!

 
初戦終了
アーカイル [ 2002/07/30 23:20:14 ]
 ダルス殿が瞬く間に百足一匹を葬り、ミトゥが怪我の功名(自称)で同じく瞬く間にもう一匹を葬る。
私ももたもたしておれんな・・・。
私は杖の石突で百足の牙をあしらいながら、ミトゥと一緒に転んでいたレセトに目配せする。すぐさま起き上がり、レセトが私に並んでダガーを構える。
「・・・はっ!」
杖を百足の身体の下に滑り込ませ、てこの様に持ち上げる。
百足の身体が少しだけ宙に持ち上がり、そのまま逆さになって地面に叩きつけられる。
「えいやっ!」
その腹部を目掛けてレセトのダガーが飛ぶ。狙い違わずそれは深々と突き刺さり、しばらく足をカサカサと不気味に動かした後、百足は動かなくなった。

百足を排除した後、さらに奥へと進む。
「見えてきたようじゃの」
ダルス殿が松明の光の届かぬ闇の奥を見て、そう言う。
私の精霊使いとしての微かな暗視能力でははっきりと見えないが、どうやら遺跡の本体が見えてきたようだ。
さて、これからが本番だな・・・。
 
其はいかなる扉か。
ダルス [ 2002/07/31 0:25:56 ]
 我らが前に立ちはだかるは両開きの、天井まで届く大きく、豪奢な扉。
いままでの素の洞窟とは明らかに違う、人工物。

「何か書いてあるな……」

アーカイル殿の言葉に、扉の表面に目を走らす。
苔一つ見当たらぬ滑らかな扉に、古代の日常語で書かれた文句。

『ようこそ我が恐怖が支配せし迷宮へ
亡者の恐怖 罠の恐怖 あらゆる恐怖を内包せしこの闇の迷宮
汝がこれを打破せん勇者ならば その証を示し 扉をくぐれ』

………なんぞ、陳腐な文句じゃぁなぁ。
しかして、ノブも鍵穴もないこの扉、その『証』とやらがなくては開きそうにない。
「開錠」の魔法を試す手もあろうが……魔法は最後までとっておくがよかろうしな……
さて、どうするか……
 
探索開始
ミトゥ [ 2002/07/31 21:55:55 ]
 
やっぱあれじゃない?指輪。<>
ほら、そこのくぼみに入れるんだと思うよ、多分。<>

<>アーカイルが指輪をはめこんでみる、やっぱビンゴ♪<>
「汝、証を持つものとして認めん」<>
って扉が開いたのさっ。<>

<>さー、さくさく行こー!<>

<>レセトに罠を探して貰いながら慎重に歩く。<>

<>レセトが罠がないか探してる中、壁に使われている石の中で一つだけ色が違うものを発見、よーく見ないとわからないぐらい酷使した色だけど、間違いなくここだけ違う。<>
「レセト、ちょいちょい、ここだけ色違うの」<>
「かわってるねん(思いっきりタッチ)」<>
がこん<>

<>…………………………………………………がこん?<>

<>妙な音にレセトと顔を見合わせた瞬間。<>

<>がんっ!!!!!!!!<>














何かが頭に振ってきました、まる(滅)

 
………。
ダルス [ 2002/08/01 23:31:25 ]
 背後で起こった罠の作動音と同時に振り向くが、ドワーフの腕は哀れな被害者を突き飛ばすには短く、ドワーフの脚は庇うには遅すぎた。

鈍い音と、鮮やかな鉄色に光るものがミトゥ殿の頭に命中したのは、当たり前ではあるが、同時だった。
幸いと言うべきか、隣にいたレセト殿はその身長差のおかげで無傷。
一瞬思い描いた惨状はなく、ただ頭を抱えて蹲るミトゥ殿と脇に転がる、今で言うタライに酷似した金属製のもののみ……

とりあえず、命に別状はなさそうである。

「あれ?何か書いてある」
レセト殿の言葉に、アーカイル殿がタライ(仮)を検める。
「なに……『第384代、高潔なる仮面の妖術師バーズ・クロモイトの怨念がおんねん キサマにその呪いが……今後、四足のモノに精々気をつけろ』……」


…………。


薄暗い迷宮には、ただただ蹲るミトゥ殿のうめき声だけが流れていた………
 
(無題)
レセト [ 2002/08/02 19:01:40 ]
 なんでタライ(仮)が降ってくるのん?(首傾げ)
レセトはちっこかったから無事だったけど、ミトゥがまだ頭抱えてうなってるのん。
今度からはきーつけて触るねん(ちと反省)。

トコロで四足のモノってなんだろね〜。普通に考えると四足の怪物やどーぶつさんでしょ?
いひょーを付いて椅子とかテーブルとかも含まれてるのん? どーなんだろん。

……これ(タライもどき)持って帰ったらお宝になるんかな?
 
四足の罠?
アーカイル [ 2002/08/02 21:25:58 ]
 あれから特に何も無く探索は続く。ちなみに、あのタライ(仮)はレセトが「もったいない」と言い背負って持ってきている。・・・まるで亀のようだ。
不意にダルス殿が立ち止まる。
「・・・あそこに何か居るようじゃな」
右に折れる通路の奥に、扉が見える。だが、進入を妨害するようにひとつの魔物が配置されていた。四足の獣・・・いや、全身が獣の骨で出来ている「骨の従者」だ。
「四足のモノに気をつけろってあれのことなんかなー?」
レセトが遠巻きに眺めながら呟く。
「一応、倒してみれば分かるんじゃない?強いの、アレ?」
「いや・・・一体のみなら、この人数でかかれば大したことは無いだろうが・・・警告もあったことだ、何が起こるかわからんぞ」
「部屋を調べるにも、倒さなければ始まるまい」
結局、その一言で戦うことに決定した。私が召喚した光の精霊をぶつけるのを合図に、ダルス殿とミトゥが二人並んで突撃した。

特に何も起こらず骨の従者はドワーフの怪力と戦士の剣の前に数十秒程度で脆くも崩れ去った。・・・四足のモノはこれではなかったのだろうか。
レセトが罠を調べるが何も無い、ドアノブはあるが鍵はついていない。
「なら、開けて中に入ろう。お宝があるかもしれないね」
ミトゥが力いっぱい扉を開けて中に踏み込む。
・・・・・・。
・・・。
「なるほど・・・気をつけろとはこういう意味だったのか」
妙に納得顔で頷いてしまう私とダルス殿とレセト。
ミトゥは扉を開けてすぐにあった壁に正面から衝突していた。
 
(無題)
ダルス [ 2002/08/04 19:56:55 ]
 行き止まり(?)の部屋を後にして、別の通路を捜索する。
最初に「迷宮」と言っておきながらこの遺跡、基本的に一本道である。
先ほどの行き止まりにしろ、扉の向こうの壁に

『闇の王の回廊は夕陽の元に』

などと、西に隠し通路があることを暴露している。
モンスターが配置されているが、子供だましの感が拭えない。

あれから配してあった罠など……


ガシャッ
「うわきゃぁっ」


天井から突然振り子の如く降ってきた逆さ吊の骸骨や


ツルッ
「うおぉっ!?」
「うひゃひゃひゃ、すべる〜〜♪」


突如床に流される油のような流動性のあって滑りやすい液体や


「ぬうぅっ」


神聖魔法が効かぬ亡霊かと思いきや、タダの幻影だったりとか


トラップのタイミングは実に巧妙で、これが致死系だったならば一人といわず被害者が出ていたことは疑いようがない。
そして死者こそ出なかったものの、様々な被害は出しつつ我らは次なる扉の前へと立った。




 
扉の中には。
レセト [ 2002/08/05 19:50:28 ]
 また扉。今までと同じように、けど手を抜かずに調べる。今までのモノが油断させる罠かもしれないしねん。
<>で、調べたけど罠はなかったのん。鍵もかかってなかったのん。
<>けど、中から微かに音が聞こえるのよ。カサカサって音。生き物かなん?
<>「何か中にいる〜。カサカサって音がしてるのよん」
<>そのことを伝えて、みんなで顔を見合わせて頷く。警戒と緊張の度合いが一層強くなったの。
<>「じゃあ、開けるよ」
<>ミトゥがさっきのコトもあって慎重に扉を開け、松明で中を照らして……硬直したのん。
<>「…どうした?」
<>異変を察知したアーカイルのにーちゃんが声を掛ける。訝しげに視線を中にやって、アーカイルのにーちゃんも固まった。
<>気になってレセトも横から覗いて、ランタンで中を照らしてみたのん。
<>
<>……………………レセトも硬直(汗)。
<>
<>橙色の灯りを照らし返す、黒いヌメヌメとした光沢。
<>カサカサとうるさい音を立ててはい回る物体。
<>壁や天井や床を隙間無くびっしり埋め尽くすのは……ゴキブリ。
<>気持ち悪いん〜〜〜っ(半泣き)。
<>怖くて一歩退いたら足が何かに当たったのん。
<>がたっ。
<>……ざわざわざわざわ。
<>それに反応してか分からないけどん、唐突に何百匹というゴキブリさんが一斉に動いた。
<>ご、ゴキブリさんが飛んでるん〜〜っ(マジ泣き)。
<>……ぷちっ(←何かが切れる音)。
<>「ぎゃああぁぁあぁぁぁぁっ!!!」
<>悲鳴がスイッチとなったのか、思わず全員、回れ右して来た道脱兎。
<>
<>
<>……ぜーはー、ぜーはー、ぜーはー……。
<>「ボク、ゴキブリって駄目〜」
<>「…私もだ」(←脂汗)
<>「思い出すだけで気持ち悪いん〜。うぞぞぞぞって」
<>「レセト、思い出すから言わないでっ!(鳥肌)」
<>
<>「ところで皆の衆」
<>息を整えてみんな落ち着いた頃に、ダルスのおっちゃんが口を開いたのん。
<>「ちらっと、あの奥にまた扉があったように見えたのじゃが…」
<>あんな時にちゃんと部屋の中まで確認するんなんて、ダルスのおっちゃん偉い〜。
<>じゃあ、戻って探索再開だね。……でも、もうゴキブリさんいないよねん?(汗)
<>
<>
<>……ところで、あの時悲鳴上げたのって誰なのん?(首傾げ)
<>
 
油虫殲滅作戦
アーカイル [ 2002/08/06 23:08:35 ]
 「ところであの悲鳴上げたのって誰なのん?」
・・・・・・・・・。(←無言で妙に澄ました顔・滅)

部屋の中にあった扉を調べるのは良いが・・・。
「ところで、まだあの低俗な害虫風情の癖に妙な生命力の高さを誇る油虫(滅)が残存していたらどうする?」
私はあんな中を探索するのは死んでも御免だ。
「さすがにアレを一匹ずつ倒すというのは無理じゃろうな。もうどこかへ行っていてくれれば助かるのじゃが・・・」
「ボクもアレを潰すのはイヤだなぁ」
「レセトもイヤなん」
扉は開けっ放しにしてあったから、そこから逃げている可能性は大だ。しかし、まだ残っている可能性も大。何らかの魔法的な仕掛けなどで、その場にとどまるようにされているのは一番やっかいだ・・・。
そうなれば・・・

「松明から火蜥蜴を召喚して、部屋の中を走り回らせるか・・・さすれば弱き害虫風情ならば簡単に焼き殺されてしまうだろうな・・・フッ(謎嘲笑)」

その考えは頭の中で想像しただけのつもりだったが、いつの間にか口からこぼれて言葉になっていた。
 
再度挑戦
ミトゥ [ 2002/08/09 18:13:56 ]
 
アーカイル、何げに怖いよあんた(汗)<>
でもアレに関わるのは金輪際ご免こうむりたい……(さっきの部屋を覗いてみる)<>
………いないみたい(安堵)<>
よし、今のうちに奥の扉を調べよう!…レセトが(きっぱり)<>
「本当にいないのねん」<>
「大丈夫、さっき見たときはいなかっ………」<>
(目の前を飛ぶ一匹の黒光りした物体)<><>

きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!<>
(パニック起こしてレセト抱えて部屋の中駆けずり回る)<>









<>パニックから正気に戻った時、煙を上げて絶命している(注:ゴキブリ)の姿が、床に転がっておりました。 <>

 
荘厳な扉
アーカイル [ 2002/08/28 1:44:24 ]
 奴(ゴキブリ)を殲滅したあと、部屋にあった扉の鍵と罠とレセトが調べる。今までの扉とは違い、結構時間がかかっている。
「珍しくちゃんとした罠があったん」
どういった罠なのかは聞かなかったが、ちゃんとした、というのは今までの冗談染みたものではなく危害が加わるような実用性のある罠の事だろう。
鍵も解除し、開けてみると細い通路が奥へと続いていた。
そしてその先に、黒い大きな扉。
「なんか、最後の部屋って感じだね」
ミトゥの言葉に、緊張感が張り詰める。
そして、我ら4人の前に、身長の何倍もありそうな巨大な扉が立ちふさがった。

(残りはエピソード「perverse Ruins」(近日アップ予定)に続きます)
 
(無題)
管理代行 [ 2004/11/27 4:20:09 ]
 このイベントは既に終了しています。