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喧嘩・…………
メリルアネス [ 2001/09/27 2:50:01 ]
 リーンリアルと口喧嘩した。
リーンが仕事を必死に探しているのは、ティアの廃屋調査の仕事の話をしているときから
眼に見えてわかっていたけど・・・・・。
あんな馬鹿な事言い出すなんて思わなかった。

飢え死にを心配しているくせに、怪我を治さなくてもいいなんて・・おかしいよ。
怪我だって、酷かったら死に繋がるんだ。
それに、そうやって無理することで、一緒に組む人にだって迷惑がかかる。
……わかって欲しかっただけなのに、怒鳴っちゃった。
すんごい自己嫌悪……………………………。

頭冷やすのに、テーブルの方に行ったっけ、リーンが追いかけてきた。
謝ってくれてるのに、リーンの顔がまともに見れなくて、店を出てきた。

リーンの気持ちもわかるけど、あたいが言った事が全部間違ってるだなんて思いたくない。
粗末にしていいもんじゃないもん、命は。


・……………あれ?ここどこだろ?
港湾区域をぬけたのまでは憶えてるけど・・・・・・・・なんだか妙な雰囲気の場所・・
うわ〜、変なところにきちゃったよぉ〜

あたいオランの地理、まだよくわかってないんだった〜
あたいの宿(きままに亭)ってどっち〜?(半泣)
 
錯綜の夜
スーフィ [ 2001/09/27 22:05:55 ]
  気分よく「きままに亭」を出て、セシーリカってお嬢ちゃんに教えられた「月の小径亭」って宿に向かい、第一歩を踏み出したんだけど。
 さぁて、どっちだったか(笑)こんな時はお月様頼みと相場は決まってるさ。
 なぁにその内お目当ての通りにも出るだろうよ。気分は上々、意気揚々ってね!

 ・・・・・とか考えてたんだけどなぁ。
 とてもじゃないがここはそんな雰囲気じゃないよなぁ・・・。

 おっと姐さん、悪いが今日は間に合ってるんだ。他を当たっておくれ。
 ほいそこの少年、元気なのは良いことだけど他人の財布を狙うにはちっとばかし元気すぎるな。
 今度は何だ? ああ、・・・・待て待て待て! 俺はそっちの趣味はないぞ!
 ・・・・ついでに「そっち側」の人間でもないってのさ!

 ふー、これじゃあ道を聞くどころの話じゃないな。
 ん? あれは・・・格好からして商売女って訳じゃ無さそうだな。随分若いようだし。
 よし、あのコに聞いてみるか。

 ・・・・はて、近付くに連れて何処かで見たような服装がよりはっきりと見えて来るぞっと。
 誰かと思えば、酒場で別のやつと口喧嘩して出てった、・・・メリルアネス、だったっけな?
 何でこんなところにいるんだろか。

 よう、お嬢ちゃん。(肩ポン)

 (ビュオッ!!) ぅおうっ!?
 い、良い裏拳だな・・・後一歩踏み込んでたら危なかったさ。
 っておい落ち着け、人の話を・・・おぅっ、ほっ、とわっ!?
 こら、待て、話を、聞ッ、くぇあっ! うごっ!?

   ・
   ・
   ・
   ・

 ようやく落ち着いたかい。ったく、とんでもないじゃじゃ馬だな。(笑)
 あん、ああ・・・大丈夫だよ。少し頬は腫れたけどさ。大したことはない。
 もちろん文句くらいは言っても罰は当たらないような気がするけど。
 だがね、俺はそれより何より、まっ先に言っておきたいことがあってね。
 そう、お嬢ちゃん、あんたにだ。


 すずらん通りって何処か知ってるかい?(にっこり)
 
いわゆるこれって・・迷子って事?(溜息)
メリルアネス [ 2001/09/27 22:56:34 ]
 あんまり暗い時に出歩かなかったもんだから、今何処を歩いているのかが検討つかないんだけど・…。
「なんだいおチビちゃん、客取りかい?(けらけら)」
いや、あたい娼婦じゃないし・……。
「大変だねぇ、陰間もさ(くすくす)」
かげ……あたいは女だ!!
もう!どうせ胸ないよ、体のメリハリなしですよ!チビだよ!(身長149cm)

もう、めちゃくちゃに歩いたから更に訳わかんない・・・・。
・……………!!人の気配!
落ちつけ・…十分に間合いを詰めてから………・・。
(肩に手を置かれて)今だ!
(ビュオッ!!)
ちっ!外したぁ!くそ・・・・・・・・









あ〜ん、ごめんなさいぃ〜
なんだかここ変な雰囲気だったから、てっきり・・・
まさか、さっき会ったスーフィだったとは思わなかったんだよぉ、大丈夫?
え?あたいに言いたい事?
なんだろ・・・・早まるなって事かな?
それとも…リーンの事?

あ?すずらん通り?

知らない、あたいも最近オランに来たばっかだし。
・・・・つまり、スーフィも迷子なんだね・・・
違う?だったらどうして道聞くのさ。

・・・・・・まぁ、いいけどね。
(あたりを見まわし)
もう、この辺で宿探そうよ。あたいも今日はスーフィと同じ宿に泊まる。

それと、お嬢ちゃんなんて言わないで、あたいこれでももう一九歳・・・

そんなに、驚かなくてもいいじゃんかよぉ〜
 
一夜明けて
スーフィ [ 2001/09/28 9:52:26 ]
  なんやかんやあったが、取りあえず寝床を確保することは出来た。
 んが・・・・まあ、ちっとばかりその場で揉めて、結果俺の傷が増えたってことは公然の秘密だ。
 だってよ、この近辺でまっとうな宿なんて、探す方が手間だろう? 戻るにも道は分からないしな。
 だから、まあ、その、連れ込み宿のような場所を探した訳だ。一応、男女ひと組だから怪しまれることはないだろうし。
 
 ・・・いや、このお嬢ちゃんの外見からして、俺の趣味が疑われそうだけどさ。
 さすがに路地裏で女の子に一晩明かさせる訳にも行かない。

 しっかし、理由を話すまでは恐ろしい剣幕だったが、話した後は妙に素直だったね。
 俺も一応男なんだけどなぁ。そう言うのに無頓着なんだろうか。
 良く寝てる。よっぽど疲れてたんだろ、もう少し寝かせておいて・・・ん?

 (粗末なベッドに寝ている少女をじーっと凝視)

 ・・・・・・いや、装備を肌身離さず持っているのは分かるんだが。
 何もダガーを頑なに握りしめたまま眠らなくても・・・(汗)
 ま、当たり前だよな。むしろそうでなきゃ冒険者なんてつとまらないしさ。

 しかし、どう見ても19歳には見えないぜ。特に胸とかはむしろまだ成年前に・・・・(ぼそ)


 「おはよう」


 !!?
 お、起きて・・・・たのか?
 や・・・やは、良く眠れたようで何より・・・・ははっ。


 直後、鞘がついたままの短剣が俺の顔面を捉えた。
 
その後
メリルアネス [ 2001/09/28 16:13:31 ]
 後で知ったんだけど、あたい達はスラムの花街あたりをうろうろしていたらしい。
どうりであんな商売女とかがいたわけだ。

とにかくスーフィの機転(?)のおかげで、宿は取れたし。
一緒の部屋で一緒のベットだったけど……ま、いっか。

・・・リーンに会ったら、謝らないと・・・・
あと、ポンザやアルファにも・・・・・とにかく、今日は寝よ。








「しかし、どう見ても19歳には見えないぜ。特に胸とかはむしろまだ成年前に・・・・(ぼそ)」

目が覚めかけた瞬間、耳にそんな言葉が入ってきた。

「おはよう」

その言葉を同じに目を開けると、そこにはあたいの顔を覗きこんでいるスーフィの顔が見えた。

瞬間、鞘付きでダガーを促がしちゃったよ。
おどろかさいでよね、全く。
それと、一九歳に見えなくて悪うございました!
胸が小さい(むしろ無い)のはあたいだって気にしてるんだから。

自分の宿に戻る方向は、女将さんに聞いたし
スーフィは最初の予定通り、すずらん通りを目指すらしい。
手伝おうか?って言ったんだけど、女にこれ以上格好悪い所は見せられないって訳のわかんない事言って去っていった。

すずらん通りか…セシーリカに聞いたって言ってたな。
今度彼女に会ったら、どこら辺なのか聞いてみよ〜。